経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
内容が面白かったです。
オススメです。読むものがなかって探してるなら、ぜひ。
人間の心理がきちんと言い当てられててます。
- 3つあれば、真ん中を買う
- 2つであれば、安いほうを買う
- 9000円と8000円は、違うけど、18万9000円と19万円はあんま変わんない。
- 選択肢がたくさんあると、買わずに帰る。
- 巨額投資をしたなら、そのまま投資を続ける。なのに、同じ額の投資を最初にはしない。
とか、非常に面白く書いてます。
基本クイズ形式で話が進んでいくので、一気に読むことができます。
あんま気にしてなかったんですが、この感情をうまく使うと、交渉ごととかを有利に進めることができるんですよね。たとえば、売りたいものがあるなら、同様なものを3つ用意して、それをもとに交渉するとか。契約とかの交渉ごとにすごく使えそうだと思います。交渉ごとは、メインと同じくらい最後の言葉や行動が大切になるそうです。
そういわれてみると、自分もそういう気がします。印象に残るのは、最後の言葉と退席するときの仕草。この2つがその人の印象になってるんですよね。メインはあんまり記憶にない...。
そんなことを思わしてくれるなかなか面白い本でした。
- 作者: マッテオモッテルリーニ,泉典子
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2008/04/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 40人 クリック: 617回
- この商品を含むブログ (143件) を見る