Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

天使と悪魔

原作しらずに映画として見ると面白い。
展開が刻一刻と変化していって、それを見て、次の展開は?って予想しながらしていくのがいい。それに、ある程度どういう展開になっていくかは見えるので面白かったりします。

ただ、あっさりと敵がやられたり、黒幕の動機がいまいちわかりにくかったりするのが残念。それと、最初の導入をもっと詳しくやってほしかったなぁ。前作のダビンチコードとのつながりがあるから難しいのかもですが...。

個人的に、小説のほうが面白いと感じました。
ただ、小説を映画用にかなりいじってるのでそれをしって見ると、楽しめると思います。

以下ネタバレあり。
小説と、映画で違っててがっくりきた点

  1. 刻印の5つ目
  2. 刻印をなぜクローズアップしなかったのか
  3. 各刻印の示す場所での戦い(カットされすぎ)
  4. ラングトンの活躍(特に、最後のところ)
  5. 最初の導入部分の削除
  6. 枢機卿の4人目の救出(小説だと、全員死亡)
  7. 上記に伴うEndingの違い(カメルレンゴが教皇のはずなんですけど....)
  8. 教皇から渡される報酬の違い

などいろいろ修正してます。
個人的に小説のほうが面白いと思った。
映画だと文章を可視化しなきゃならないし、時間の枠内に収めないといけないんで難しいのかもしれないけどねぇ。

小説のほうがきちんと謎解きをやってる。それに最後の場所の特定の仕方が理屈にかなっている。啓示の場所を示すところを出すのが生き残った人から出すのではなく、全体像を見て、これだ!って話になってほしかった。

せっかくうまく話をきめていってるのになぁ。

なんつうか、ご都合主義的なところがあるのがなんとも....。

あとね、最後のどんでん返しのところの導入がいまいち。
すっごい盛り上がってるのに、一気に落とし込んでしまうあたりがダメだなぁ。あれが微妙なエピローグみたいな感じとなってしまってる感あり。

個人的に、ラングトンあたりがすべてに気づいて追求し始め、そして黒幕を追い詰めていくというのがよかったんだけど............。
映画のは、ラストの暴き方は微妙すぎた。見にきた人みんな微妙....。と思っちゃうかも。
暗殺者もあっさりだったしねぇ。そこらがどうも....


評価として、5点満点中2.5点ってところです。
見ても見なくてもよし。できれば、小説にかなり忠実に作ってほしかった....。