医薬品クライシス 読了
勉強がてらに、医薬品について手を出してみました。
なかなか面白かったです。
医薬品が世の中にでていくプロセスやそれに要する時間とかがわかりやすかったです。やはり、人命を対象にするとなかなか難しいですね。。。
一般的な製造業とはまったく異なる世界だと思いつつ、読み進めてました。
医薬品企業が多くの利益をわずかな薬に依存し、それにより大きな収益を上げているという事実は衝撃でした。特許がきれることで、その薬がジェネリック医薬品と戦っていくことになるため、利益が望めなくなっていく。。。
ただ、新薬を作ろうにも、7年~10年と時間がかかり、さらにはうまくいくかわからないというジレンマも。
医薬品業界は、見た目利益率が高くても、非常にリスクの高い業界なのだと思います。ただ、新薬というのは、病気をかかったりしたときにお世話になることが多いわけで、どうしても必要。。。
薬というものの価格は、材料そのものの値段というよりも、その材料が持つ特徴や性質・効能についての情報の価格なのだと記載がありますが、まさしくそのとおりだと思いました。
やはり、これから多くの新薬がでて、多くの人々の命を救うという流れになってほしいです。
それにしても、ジェネリック医薬品等の位置づけやその性質については、一度読んでおいたほうがいいのかもしれませんね。
これからの薬のトレンドというのは、いろいろと変わっていくのでしょうが、