禁断の魔術 読了
ガリレオシリーズの最新作。
あらすじやネタばれ等はするつもりはないので、感想だけを載せておきます。
ガリレオシリーズは、一通り読んでますが、一気に読めるので面白いのは変わらないですが、徐々にインパクトが減っていってるなぁというのが素直な感想です。
面白いのは面白いんです。ただ、超常現象的なことが、実は科学の力で成し遂げれます。というのがあるから面白いんだけどなぁ。
今回の話が、「レールガン」だったからかもしれない。
「レールガン」を使うのは、現実的にできることではないかなぁと思います。ただ、復讐だけでそこまでのことができるか?といったらわからないですねぇ。
あげあしとりになりますが、湯川が自分の教え子の過ちを止めにかかるところで、うーん、無理だろってのがありました。その仕掛けをするのに、どれだけ時間があるんだ?って思えてしまいます。それなら、むしろ壊してしまったりしたほうが納得できるんですけどね。。。
(ただ、最後の流れにはなりにくそうですが。。。)
それと、レールガンの精度をあげていくところで、試射を繰り返してますが、それをやっている時点である程度ばれてくるし、さらには、レールガンそのものを車に積んだりしているところを見られるとかあったろうし。。。いずればれると思うんだけどな。
ただ、最後の流れの中で、教え子を止めにかかる湯川のやりとりは、レールガンだからこそだと思えば、納得がいきます。そこが一番の肝なのかもしれませんねぇ。
最後にいいなぁと思った言葉
「科学を制するものが、世界を制する」
これは、ガリレオシリーズをやっている作者の想いなのかなって思いました。このシリーズをだしていくことで、科学って面白いなという人を増やしていきたいのかなぁと思えてきます。