Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

株が上がっても下がってもしっかり稼ぐ投資のルール 読了

タイトルにあこがれて購入。

読んでてタメになりますね。本当に勉強になる。投資暦の長い人なら当たり前のことかもしれませんが、まだまだ初心者の自分にとっては、日々勉強です。

 

一番参考になったのは、買うタイミングや銘柄選択ではなく、いつ見切りをつけるか?いつ利益を確定させるか?のところです。

いつも、最期はどんと下がり始めてからあわてて利益確定へと動いてしまうところがあり、なんとかしたいなぁと思ってたんですが、ひとつの方法を示していただいた気がします。

方法は、単純にいつになったら売るか?を明確にしておく。利益がでているなら、そこを基準にする。ということですかね。

たとえば、10%下がったら売るという風にルールを決めていたら、購入金額ではなく、購入後最高金額から10%下がったらという風にしておく。そうすれば、株の上昇時には利益を確保できるし、一度下がり始めても早めに動ける。

あとは、機械的にルールを運用するため、毎日逆指値を指しておくとか。

いろいろと勉強になります。

 

あとは、ひとつのかごにすべてを盛らない。銘柄分散はもちろんのこと、時間分散もして、長期的目線で取り組むというところでしょうか。

 

投資に、何を求めるのか?を一度見直して、ポートフォリオとかをきちんと把握しておいたほうがいいんでしょうね。それが一番難しく、手間がかかるところですが。。。

とにかく、日々状況を把握していくことが大事なんでしょうね。自分の状況がどうなっているか?周りの環境はどうなっているか?を把握し、それを活かすために。

そして、環境が最悪のときこそ、手持ち資金を出して勝負にでるのが肝要なんでしょうね。これが、まだ下がるのでは奈落の底か?と思ってしまい、恐怖を感じてなかなかできないことなんですがね。。。

 

 以下、内容で気になったところ。

 ポートフォリオ運用の8つのステップ

  1. 常にフルインベストメントしない
  2. ポートフォリオ運用に必要な銘柄数・・・10~20銘柄(カテゴリーは5つくらい)
  3. 投資し終わったら、必ず逆指値による反対注文を出す
  4. 「マイナス5%ルール」を守る・・・ポートフォリオ全体で考えて、-5%の影響を与えるようになったら売却
  5. 含み益が出たら、逆指値ポイントを変化させる・・・利益確定させるまで、含み益は幻
  6. ポートフォリオは常に「%」で管理する・・・ポートフォリオに占める投資の割合がどれくらいかを把握しておくこと。
  7. 毎月毎月リターンを積み上げていく・・・毎月リターンを積み重ねていくと、「損失は小さく、利益は大きく」という投資スタイルに自然となってくる。
  8. 成績の悪い銘柄を切ってよい銘柄を育てる・・・活躍中の銘柄がさらに活躍できるように、成績の悪い銘柄を切り捨てる(損切りする)。

上昇相場で資産を増やすポイント

  1. 新規事業・・・核となる既存ビジネスがすでにしっかりとあって、その上に新規事業を開拓することによって業績全体が大幅にアップする企業。既存ビジネスと新規事業シナジー効果が高いかどうか
  2. M&A・・・既存ビジネスとのシナジー効果を生かしつつ、事業の多角化・深堀をおこなう企業
  3. ニュービジネス・・・これまで世の中に存在しなかった事業を作り出すことで、新たな投資テーマを提供する企業。これはまさにIPO企業がその宝庫。
  4. 全国制覇・世界制覇・・・全国制覇さらには世界制覇という形で成長ストーリーが発展していけば、その業績力は半端なく、とてつもなく大きいものとなる。
  5. シクリカル・モメンタム・・・景気の底入れ~景気拡大期に投資をおこない、景気のピーク~景気後退期には投資しないというスタンスを取る。シクリカル企業は、2種類ある。海外向けのビジネス比率が高い企業(成長エンジンが強い)と、国内向け中心にビジネスをおこなっている企業(成長エンジンに乏しい)。
  6. 値上げ力・・・企業の業績は、数量×単価で決まる。単価をあげても数量がかわらない企業は強い。大きなシェアをもっている企業が対象。
  7. 敗者復活・・・ビジネス上の失敗をしたり、競争に敗れて負け組に転落して株価が大きく下落した企業でも、立派に復活を果たせば、全く新たな評価を受けて大変身する。経営を立て直し、急激な業績改善等があれば。
  8. IR活動に一貫した姿勢が見られる企業・・・どんな状況でも、一貫した前向きなIR活動をしている企業は信頼性が高く、株価のパフォーマンスも相対的によい傾向が強い。
  9. テーマ株、ブーム株・・・利益がでているうちに撤退すること。ブームが終わると、なかなか株価が回復しない。 

新高値銘柄に目を向ける

  • 新高根銘柄は要注目
  • あがっている銘柄はさらにあがりやすい
  • 最高値銘柄は稀にみる好条件

成長期間にはいったら、おおよそ「3年」でその成長は終わると考えておくこと。稀にどんどん伸びることがあるけど、それは「3年」後に判断しておくことが大切。

危ない企業を見極める

  1. ビジネスモデルそのものが崩壊
  2. 甘い見通し、甘い予想
  3. 事業の間違った多角化
  4. 社名変更
  5. 株主との利益相反を平気でおこなう企業
  6. 瞬間的好環境に現れる雨後の竹の子企業
  7. IPOをゴールとする経営者
  8. 監査法人の交代
  9. 地方取引上場企業
  10. 自叙伝的出版物を出す会社

「上昇スピード」より「下落スピード」の方が速い。

「下落スピード」の速さを味方につけること。相場の上昇局面で「買い」ポジション、下落局面で「売り」ポジションを持ちトレンドに逆らわないことが重要である。