Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質 読了

タイトルが面白そうだったので、購入。

タイトルにたがわず、内容も面白かった。地図の話から世界情勢についてわかりやすく書いてくれています。

イスラム国のこととか、中国のこととか、地図の見方ひとつでかなりわかりやすくなるというのが驚きです。

世界情勢のことを深く知るためには、ちょうどいい本ではないかと思います。

 

以下は、読んでて勉強になったことと、思ったことをごった煮で書いてます。

中国の戦略が、中国の首飾り、赤い舌とかいろいろといわれてますが、それは自分を守るために拡大方針しかない。

その中国を取り囲むかのように、日本、フィリピンなどが存在している。

これは驚異的に感じるのでしょうねぇ。だからこそ、尖閣南沙諸島に触手をのばして、自分たちの活動が自由にできる状況を作り出したいのだろうなと。

中国の尖閣の行動に心折れずに、対抗し続けるしかないでしょうねぇ。。。

ただ、ミャンマーの選挙で、親中政権が負けたので、この中国の首飾り戦略も徐々に包囲網が狭まっていきそうな気がします。これを打開するために、別の港を探すか、無理やりやってくるか?それとも、陸路戦略をまた強化させていくのか?ここらはじっくり見ていく必要がありそうです。

ただ、陸路となると中央アジアになるので、ロシアと利害関係で揉めそうな予感。。。

中国は立場上つらい立場だなぁと。一歩間違えると、足元からグラグラいきかねなくて怖い。。。外へ外へと押し出すことで、内部の問題を隠し続けている訳ですから。

 

イスラム国に関しては、もともと欧米が勝手に引いた国境線を、イスラム国が引きなおすというのがひとつの目的のようですね。となると、どこかで落としどころがありそうですが、現状難しいかなぁと。

イスラム国の行動が、欧米諸国との闘争に舵をきっているかぎり、落としどころがない気がします。

イスラム国がもともとアルカイダと連携をとっていたのに、次第に仲たがいをして、イスラム国が独自に動き出したというところがはじめてしりました。そして、いまやイスラム国とアルカイダが熾烈な戦いをしている。

こういうのを見ると、イスラム国およびアルカイダは同じところから出て、分裂したというのを感じます。

 

あとは、ここ最近の集団的自衛権やTPPとかは、世界情勢を考慮しながら、なぜそういう舵を政府はきったのか?というのを考えていかないと、ダメですね。すべては、中国を押さえ込むためなんじゃないかなと。

韓国は、中国にはむかうのをやめて、ついていく側をとるということに出ましたが、さて、それが吉と出るのか?凶と出るのか?気になるところです。

 

「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質 (SB新書)

「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質 (SB新書)