Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

無印良品は、仕組みが9割 読了

無印良品をよく使うようになって、いろいろ店舗を見ても、同じ水準にあるのがすごいなと思ってました。その内容について、記載があったので興味をもって購入。

結論として、非常にためになった。

 

時計は、きまった時間(10時10分37秒だったかな?)に設定するとか、とにかくマニュアル化しているのがいい。しかも、理由も記載してあって、時計の場合は、時計が一番きれいにみえるというのがその根拠のようです。

とにかく、店舗のイメージを保つために、徹底的なマニュアル化をしている。それがあるから、入ってすぐのバイトとかも、わからないところがあれば、教えを請うのではなく、自分でマニュアルを見て確認して対策する。

それが、店舗だけでなく、開発の部分にまで及んでいる上に、マニュアル改善案を出していけば、いい改善案だと表彰されるとか。

一度作ったマニュアルをどう運用していくか?というところについても記載されています。一度作った仕組みをいかにこわさずに使い続けていくか?というのにどれだけ粉骨砕身で取り組んでいるんだろうと思わされます。

この姿勢が企業文化となって、競争力の源泉になるし、簡単にマネができないから、手の内を出せるんだろうなと。

 

自分の仕事を振り返ると、とにかく様々な知識が必要で経験を数年つまないと、一人前になるというのが難しいのかな?と思っていました。だから、後輩と一緒に仕事をしろといわれても、説明したりする分だけ余裕がなくなるので、無駄だなぁと思ってました。長期的にはダメなのはわかってるんですが、とにかく電話とメールがひっきりなし+打ち合わせ+作業+まとめごととやることが山のようにあるという状況です。新人連れてくるなら、わかる人連れてこいといいたくなるくらい。。。

 

ただ、この本を読んで、それって甘えなんだろうなと思えるくらい、がつんと自分の考えの甘さを叩きのめされた感じがします。個人に仕事がつきすぎていて、その時々の個人の体調や状況にパフォーマンスが依存するというのは実はよくなくて。。。

それを安定的にパフォーマンスを維持するというのが実は非常に大事な肝なのだろうなと。だからこそ、それをできるような仕組みを作る必要があるんだと考えが至りました。長いし、自分が気付くのに時間かかりすぎだなぁと。。。

 

まずは、自分の仕事の知識や知恵、さらには進め方みたいなところと、方向性を一つきちんと文書化していくのが大事なのかな。その上で、普遍的なところはマニュアル化していくものとして、マニュアルを個人的に作っていくのがいいんでしょうねぇ。

そうすることが、自分の仕事のマニュアル化というところで、自分の代わりをだすことのできる土壌作りにつながっていくのかと。手間も暇もかかるけど、その価値はありそう。

自分の仕事が他人にもできるようになれば、やりたいことや新しいこと、さらにはもっとやるべきことに手をだすことができるようになるし。それが自分を成長させ、価値を高めていくのかなと考えてます。

まずは、自分からはじめていくのがいいのでしょうねぇ。故事にもありますが、まずは隗よりはじめよかなと。

 

何年後かに一度読み直してもいいのかもしれないと思ってます。