Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

おれたちバブル入行組/池井戸潤 ~倍返しだ!というのが懐かしい~

 2013年に爆発的な人気になった『半沢直樹』。視聴率も45%越えとありえない数字をたたき出すという大人気ぶりでした。

自分も職場で、よく半沢直樹の話になりましたしね。でかけてても、録画しているか、録画を忘れてたらかえってみるくらいでしたから。ドラマのときの堺雅人の目力の強さと、ふてぶてしいすべてを利用してやる。という演技は面白かったなぁ。。。

思えば、自分がテレビをよく見るようにきっかけの作品かもしれません。

 

このドラマがやってたころ、飲み会の場で上司(いまも上司だったりします)と『半沢直樹』の話をしていたときに、

「いつ、おまえらに「倍返しだ!」とか言われるか不安になるよ」

とか言われましたね。

きっと冗談だと思いますが。。。。本心だったら、自分はどう思われてるんだろうとちょっと怖くなります。

 

銀行の内幕を描いているんですが、面白いですねぇ。たまにニュースとかで、銀行員の不正とかがでてくるのを見ると、こういう内幕があるのかな?と変な詮索をしてしまいます。

銀行、特に今回の場所は、大手都市銀ということで、融資の金額も巨大ですね。5億て。。。いま働いている会社の自部署の非常に高価な設備の値段よりはるかに高い。想像がつかない金額です。

それを横領しようってんだから、ひどい話だよなぁって思います。

そういう悪いやつを徹底的にたたく。それこそが人気がでた理由なのかもしれません。水戸黄門みたいな勧善懲悪。半沢はのしあがって、銀行を変えるために闘っているわけですから、そういう志をもつ人間が、徹底的なまでに土俵際に追い詰められてからの、反撃開始。こういうスカッとする話が求められているのかもしれませんねぇ。

追いこめられた半沢は、世間的にはアウトだろってなこともしてますし、最後のところで、支店長の不正を見逃しつつ、自分の思惑通りにするところがありますから、どっちもどっちかな。

 

そういや、うばった支店長の通帳どうするんだろ。返してないとすると、ひどいな。どこかでしれっと送ってやるつもりなのかなぁ。なぞすぎる。。。

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)