Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

おいしい店とのつきあい方/サカキシンイチロウ ~レストランを楽しむのは、予約から。あと、客も楽しもうとしないと楽しめない!~

レストランを楽しむ。それはお店の料理だけではなく、予約から始まり、会計を済ませてでていくまでを楽しむということ。

その中で大切な食事に対して、こういうことも大切。

食べることが大切なんじゃありません。何を食べたか問題なわけでもありまえん。それを食べてどう感じたかが大切であり、何より食べて幸せだった記憶を残すことが大切なんだ、という教訓に至りました。

自分は早食いの気があるので、こういうゆっくり味わって食べるというのが大切なのかもと思います。たまに、今日の昼何を食べましたか?と聞かれて答えに窮することがありますし。それに、食べ方を次のように買えるだけで、著者は4ヶ月で0.1トンから20kgくらいダイエットに成功した上に、いままで気付いていなかった料理のおいしさに気づいたわけですから。

食べ物を一口、口に運ぶでしょう?そしたらテーブルにおいて両手を膝の上で軽く組み、目を閉じてください。今、自分は何を食べているんだろう、ということを考えながらもぐもぐ口を動かしなさい。それが、味わう、ということなんですよ。

~中略~

口 の中の物がなくなってしまうまで、絶対両手を動かさない。口の中のものが完全になくなったら目を開けて、今食べたものがどんなにおいしかったか心の中で整 理する。感謝とともに整理する。その整理が終わったら次の料理に箸をつける。口に運ぶ。目を閉じる。その繰り返し・・・・

 

レストランを満喫するために、次のことがこの本に書いてます。

  • レストランで働く人から、素敵なお客様、と思われるにはどういうことに気をつければいいんだろう?
  • レストランで働く人から、侮れないお客様、と思われるにはどうすればいいんだろう?
  • シェフにどんな注文をすれば、やる気を鼓舞して素晴らしい料理を作ってくれるようになるんだろう?
  • この人と一緒にレストランに行くと楽しい、と友達から言われるにはどうすればいいんだろう?

あまり気にしていなかった予約からレストランの満喫が始まるというのがね。その考え方が面白い。

 

普段、予約の段階はあんまり気にしてなかったんです。ホットペッパーを見て、このコースでと思って、連絡している。もしくは、ネット予約している。

こ れって、貴重なお店とのコンタクトをとる機会を逃しているんですよね。お店の方にどういう人間で、どういうのを好みとして予約をとっているのか?を伝えて いない。ネットというのが便利にしている分、大事な人と人とのつながりというのをなかなかできないようになっている気がします。

 

昔、いきつけの呑み屋がありました。そこは、ふらっといっても入れるし、その場にあるもので料理を作ってくれたり、カクテルとか、おすすめとかをしれっと紹介してくれて、居心地もよかったんですがねぇ。気さくでいいとこでした。お店とのコンタクトもとれて、いい関係がきづけてたんですよね。

それが、その店の閉店と同時にいきつけがなくなり、酒をぶらっと1人で呑みに行くこともなくなりました。自分の引越しで、ちょっといきづらくなったというのもあります。方向が違ったので。

ただ、いきつけの呑み屋というのは 会社以外の人と知り合い、飲むという貴重な場だったんです。残念。

それ以降、いいところを見つけれてないです。いや、実際にはあるんですが、少し値段が高いのと、ワインがメインの店だからボトルを飲みたくても、1人だといけないんです。いっても、グラスワインがメインになりますから。いろいろ飲みたくても飲みづらい。。。

てなことで、それ以外に1人でぶらっと入れるチェーン店じゃない飲み屋やレストランを見つけたいなぁと思う今日この頃。

 

あと、最後のところで、自分の好きな料理をアドレス帳に書こうというのがあります。どこか食べに行きたくなったときに、すぐ連絡を取れるようにするために。

幹事になったり、相手をどこかに連れて行くときに、レパートリーが少ないと悩むことも多々ありますが、こういういったことのあるお店の履歴を残しておくのはいいですね。自分がどういうものが好きなのか、どういう好みがあるのか?また、一緒に行った人の反応はどうだったか?なども書いてあるとお店選びの参考になりますし。

 

今思うと、昔読んだはずなのに、新鮮に全部読めたというのがよかったです。ただ、記憶から抜け落ちていくんでしょうね。。。見直すというのも必要なのかも。

 

 

おいしい店とのつきあい方 (角川文庫)

おいしい店とのつきあい方 (角川文庫)

 

 以下、自分が参考にしたいと思ったこと。

 予約をとるのにきをつけること。

  • お店に連絡をとるのは、お店のピークの時間をはずして連絡する。お昼のランチをしているなら、11:00-14:00をはずすというふうに。
  • 席の要望があれば、要望を伝える。そのときに、どういう人で行くのかを伝えること。
  • お店に行く時間は、19:00ちょうどというふうにしない。少しずらす。19:10のように。こうすることで、お店の来客ピークをずらすことができ、スムーズにお店に受け入れてもらえる。

 

お店の情報

  • ウェイターの見れる範囲は、ウェイター1人あたり7人~8人。これを超えると、サービスが低下する。メニューがでづらくなったりする。
  • レストランの平均的な原価。材料費:大体30%、人件費:30%、雑費(諸経費):13%、家賃とか設備改修費:20%、儲け:7%
  • 他社よりも利益をあげるのには、どれか削ったりしないとダメ。やたら広告宣伝費が多いところは、大事な材料費、人件費を削ったりしている場合もあるので、注意が必要。
  • サービスの価格は1回300円。サーブの回数×300円でだいたい1人あたりの単価がわかる。ソムリエさんとかは、1000円とか高めの設定になっていることもあるので、そこらは理解が必要。

 

お店で頼む飲み物について

  • 味が刻一刻とかわるものがいい。ワインとか、スパークリングウォーターとか。
  • 早くたべるときとかは、水とかでもよい。水の場合は、おしゃべりの内容が必要。

 

おいしい料理がおいしくあるための要素

  • 料理の美しさ。 きづいたらほめよう。
  • シズル感。できたて感。
  • お客まかせの部分を残している料理
  • 記憶に残る料理であること
  • 最期までおいしいと思っていただける料理であること。

次に何がくるかな?どういう料理かな?とわくわく感をもってみて、きたらその感想をいう。そして、出来立てをすばやく食べる。

できたて感を味わうのは、舌よりも唇。唇の感覚がかなり大事。冬場のリップクリームとかべたべたにつけておくのは、食べる楽しみが半減。