Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

景気を読みとく数学入門/小島寛之 ~経済学って面白いかもって思える本です~

hontoで大概本を購入しているのですが、なかなか7日以上かかりますとかで、購入できなかったのが、偶然1~3日になっていたので購入。

運がよかったのかな?でも、初版本だったってことを考えると、在庫が切れてただけで、書店に発注する機会があったのかもしんない。

 

読んでて思ったのは、経済を数学で紐解こうという取り組みがあるんだなということ。これが経済学なのかぁ・・・という感想。

イメージとして、文系の学科なので、数学とは無縁なのかな?って思ってたけど、ばりばりに数学ってのが驚き。むしろ、自分の専門よりも数学的なのかもしれない。帰納法とか使ってるし。自分は、数値計算でごりごりに問題を解く側にいたので。。。

 

投資に関してのところが、非常に面白い。

分散投資をしないとダメ。ひとつのかごに卵をもってはいけないなど、株式投資の本を読むと必ず出てくる話です。この世間的に、経験で多くの人が学んだことが数学的に証明されているのが面白い。

分散投資をすると、その比率によるリスクとリターンのグラフが双曲線型になり、その最小点になるところを求めていくといい。そこだと、リスクが減った上で、さらにリターンも高くなるという、この一見矛盾しているような気もするのですが、それが数学的に証明されている。

仮説の中、架空の中でかもしれませんが、それを少しづつ拡張していけば、世の中の経済を数学で説明ができるようになるのかもしれませんしね。

そうやって、物理学や数学は拡張し、発展していったわけですから。うまれてまだ100年もたっていない経済学。まだまだ伸びる余地はたくさんありそうです。

ただ、そのおかげで、何も知らない人たちがぼろぼろにされていきそうですが。。。

 

それと、競争も良し悪しというのも書いてありますしね。

なんでも、自由経済にすればいいわけではないというのも経済学の観点から書かれているわけですから、なんとも。。。

 

経済学勉強してもいいかもなぁって思える本です。

 

景気を読みとく数学入門 (角川ソフィア文庫)

景気を読みとく数学入門 (角川ソフィア文庫)