1Q84 Book2<7月-9月>後編/村上春樹 ~退路を断ちすぎだろうと思うんだが。。。~
青豆と天吾が邂逅がついに!と思ったら、ニアミスかいっっってのが感想です。
なかなか話を引っ張るなぁ。
青豆編でさきがけリーダーから話される事実。これが事実なのかどうかは知らない。ただ、天吾編で天吾が月を見るシーンでこういう表現があります。
天吾は空を見上げたまま、もう一度短く首を振った。その新しく加わった月は、まったくのところ、天吾が思いつきで描写したとおりの大きさと形状を持っていた。比喩の文脈までほとんどそっくりだ。
自らが書いた小説の世界へ自分が入り込んだとしか思えない事実。
青豆が入り込んだのは、高速道路を降りたとき。それでは、天吾は?いつだろう?小説が書かれなければ、この世界ができなかったことを考えると、ふかえりが投稿したのを書き直す作業を始めたときなのかなぁ。と思ってます。
では、パラレルワールドにきたのか?というわけでもなさそうで、どうも世界が書き換わったとしかいいようがない。
となると、この話はどういうところにもっていくのだろう?
天吾と青豆が遭うところまでは想像がつく。そして、おそらく一緒に逃亡することになるのかな?
ただ、青豆がきっかけとなった高速道路から戻る道はなかった。この戻る方法がなくなった中で、青豆と天吾はどうやってもとの1984に帰るんだろうか?そもそも帰るのか?とも思うし。。。
やはり、次が気になるので続編を必ず買うことにしよう。