ついに手を出してはいけないと思ってた本に手を出してしまいました。
シリーズ累計43冊。 長い。。。
ちょくちょく勧められてましたが、長いからという理由で避けてました。最近、本を多く読むようになったのと、BOOKOFFにあったというのが理由です。
このシリーズ調べてみると、共和制ローマ(BC753)からローマ帝国の時代(AD1453)までの約2200年の歴史を書いてます。
紆余曲折ありながらも、2200年も続いた帝国というのはすごい。。。
今回の第1巻は、BC753 ~BC460。ローマがまだ始まったばかりの話。
読んでて思ったのは、ローマといえば広大な版図をもつ大帝国のイメージでしたが、まだ小さい赤ん坊みたいな時期もあったのだなということ。
「ローマは一日にしてならず」ということわざどおり。
最初のころは、あまりにも魅力がなさすぎて無視されてたローマ。
生まれたばかりのローマが、エルトリアと南伊のギリシアの二大勢力の谷間に温存されたのは、当時のエルトリア人とギリシア人が、ローマの独立を尊重してくれたからではない。当時のローマには、自分たちの勢力圏に加えたいと思わせるだけの、魅力がまったくなかったからである。
それが、ロムルス攻略時に打ち立てた路線
敗者でさえも自分たちに同化させるこのやり方くらい、ローマの強大化に寄与したことはない
さらに、アルバ攻略時に打ち立てた路線
ローマ人は、ロムルス以来の敗者同化の路線は継承しても、約束を守らなかったり裏切り行為をしたりする者には、容赦しないという路線もここで打ち立てたのである。
ローマのすごいところは、敵対していた相手を取り込み続けたというところでしょうか。敵を味方にして、ローマ市民同等の権利を与えた。
これが後々にどんどん強くなっていった礎になっていたのかな?
あと、ローマはもともと王政からスタートして、共和制へ。
さて、いつごろに帝国に変わっていくのだろう。そして、その経緯と理由はなんなんだろう?
世界史自体あまり知識がないので、読んでて面白いですね。
近いうちに2巻を入手して読むことにします。
ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: 文庫
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