ここ数年、日本100名城めぐりをしてます。
歴史的観点から優れているところもありますし、築城の面で石垣のすごいのもあります。こういうのを見ていると楽しいなぁと思いつつも、歴史の有名な合戦のことを、説明文書かれていても、わからないときがあります。
天守閣のいいところもいいのですが、石垣がいいところは見てていいです。名古屋城にはちょくちょく行きますが、見るのは石垣と復元した本丸御殿がメイン。コンクリートで作られた名古屋城の天守は、個人的にはおまけかな。。。
そういや、名古屋城本丸御殿は、第二期公開が始まってますね。
時間を見て、見に行くことにしようっと。夏休み入る前には、有休とって見に行きたいなぁ。。。
やっぱり、歴史的なことをしっておいてから、城を見ていくと、見方が1つだけでなく複数できるので、深みがでるので、こういう本もいいのかなと思ってます。
読んでて思ったのは、籠城戦があるがゆえに、名城が生まれたんだなということ。
一般的には、籠城即敗北とみられがちである。しかし、そうした認識は、豊臣秀吉による城攻めの結果、籠城した側が負けるというパターンが定着したためであり、それ以前の城をめぐる戦いは、籠城した側がかえって買ったという例が多い。そうでなければ、負けるとわかって籠城することなどあり得ないであろう。
この城を巡る見方をしていくと面白いのが、次の3つ。
特に、小牧・長久手の戦いは、それ自体は局地戦にすぎず、犬山城の攻防や、伊勢付近での戦い等、複数の戦いの一連の流れの中にあるということ。
やはり、歴史というのは、俯瞰的に見ていかないと、物事を見誤りそうです。
家康の機転の利き方とかはすごいんですが、それ以上に、全体を見据えての犬山城の攻防や、伊勢付近の攻防で、信雄を切り崩した秀吉はすごい。
こういう全体的な俯瞰力というのが肝なんでしょうね。。。
そして、西南戦争の熊本城での戦い。これが抜けれなかったから、西郷は負けたともいえるんじゃなかったかと。
その熊本城、今回の震災で大変なことになってますが、早く復興してほしいものです。
ここいらの話は、淡々と書いてあるけど、それでも見方が違うので、ほほーと思うことが多々。
城めぐりとかされる方は、旅の予習で読んでおけば、より深く城を楽しめるかと思います。