世界史なんて、中学以来なのですが、いろいろと本を読む中で、歴史の知識を知る必要もあるなぁと思ってます。
歴史なんて、、、と思う時もありますが、今の国際問題とか小説の舞台になるところは、歴史が絡んでいることが多いですから。
サハラの南北交流。
もともとは、南(ガーナあたり):金、北(エジプトやリビア等):塩の塩金の交換だったようです。
金自体も、加工ではなく金塊等だったので、のちに金貨等を入手してたようです。
それが、サハラ砂漠の拡大等からルートがかわっていき、最終的に、大航海時代で大きく様変わり。
特に南の輸出物が、金ももちろんですが、労働力(奴隷)に変わっていくというのがね。。。しかも、略奪ではなく、南側の人たちが自ら用意してたと。。。
ただ、最初のころは、奴隷といっても生活が保証されており、王の親衛隊みたいな戦闘力をになっていたので、かなり信頼されていたのでは。
最初は北側の国がメインだったのですが、植民地時代になると、人をさらっていくのに近い状態になり。。。このおかげで、人材不足となり、アフリカ社会が崩壊。
最終的には、アメリカに2000万人くらいつれていかれたとのことです。ただ、生き残ったのが2000万人。死んだ人もいれると。。。もっと多くおそらく倍の4000万人以上はいたのでは。
もともと大航海時代を経て、植民地の時代になったときに、なぜ西欧の強国は、アフリカを目指したんだろう?と思ってましたが、労働力、そして金を狙っていたというのがわかると 妙に納得。
植民地支配で、大規模農業をするための労働力がほしかったんだなと。
だから、第一次世界大戦の遠因になりうる土地だったのかなとも思ってます。
歴史について、教科書とは違う角度から勉強してみると、いろいろと広がりが多く、非常に楽しかったので、このシリーズはちょくちょく購入して読んでいこうかと思います。
個人的所感につき読み飛ばし推奨。
人種差別が、アラブの方から始まっており、それが西欧各国に引き継がれたというのが衝撃的。あまりにも根が深すぎる。
偏見の一部記述を。。。
ガ レーノスによれば、黒人たちには10の特性がある。すなわち縮れ毛、薄い眉毛、大きな鼻腔、厚い唇、突き出した歯、強い体臭、黒い目、しわの多い手足、長 い陰茎、大いなる陽気さである。最後の点について彼は、黒人たちは知能が足りず、知性が弱いがゆえに、陽気さが彼らを支配しているのである、と説明してい る。
この遠因は、今でも問題になるくらい非常に根深い問題です。
キング牧師がどれだけ偉大であったか、リンカーンがなぜ暗殺されたか。ふと理解できてしまうくらい。いや、おそらく理解できていないんだろうけど。
この問題が解決されるのに、どれくらい時間がかかるのか。。。