古本屋でふと手に取った本。
思ったより、面白くて一気に読み通しました。これは続巻を読まないと。。。という感じです。
すごい人気があるようですね。書籍で累計600万部ってすごい。すごすぎる。いろいろ賞もとっているし。
昔ドラマ化されたときは、少しだけ見て、見るのをやめましたが、見といたほうがよかったなぁと。調べてみたら、キャスティングが微妙な気もしますが。。。再放送があったら、録画してみてみようかな。
この物語のコンセプトは、古書の本の内容とうまくリンクさせて、その古書自体の物語を紐解いていく。
人の手に渡った古い本には、中身だけではなく本そのものにも物語がある。人からの受け売りだが、正しい言葉だと思う。ただ一つ付け加えるなら、その「物語」が美しいものとは限らない。目をそむけたくなるような醜い内容もあるかもしれない。この世に存在するあらゆるものと同じように。
これは、切り口が斬新でいいなぁと。
1巻ででてきた本は4冊。どれも自分が読んだことのない本ばかり。ここいらの本を読んでから本書を読むと、また違った味わいがでてくるのかな?
なら、図書購入リストにいれておこうっと。といっても、HontoやAmazonのほしい本リストにいれるだけですが。。。
新書や株の本を読み続けるのも、たまに食傷気味になることも多々ありますから。
面白いのが、栞子さんが普段は激しい人見知りで、ほとんどしゃべれないのに、こと本のことになると、饒舌でしかもするどい推察力を見せて、古書にまつわる話を紐解いていってしまう。残酷なほどに。。。
こういうタイプの人が身の回りにいると、疲れるだろうなぁ。小説として読む分や遠目から見る分には面白いでしょうが。。。
栞子さんの推理の最初の被害者がもう一人の主人公(大輔)というのもね。。。でも、それがきっかけでビブリアで働き始めてるし。。。
最後、やめてしまってるけど、2巻目以降どうなるのかな?そこいらも含めて楽しみ。
あとは、でてくる話が最後の話にうまくつながるように、話がくみ上げられているところですかね。これはうまい構成だなぁと思ってます。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延,越島はぐ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
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