前回から期日が空きましたが、2巻です。
やっぱり、面白いです。
安定的な面白さというかなんというか。
話が進むにつれて、登場人物の背景(バックグラウンド)が描写されるようになり、より登場人物の深みが増していっているというのがいいです。
今回の作品は主にこの3つ。
- 時計じかけのオレンジ・・・アントニイ・バージェス
- 名言随筆 サラリーマン・・・福田定一
- UTOPIA 最後の世界大戦・・・足塚不二雄
どの話もいいんですよ。
時計じかけのオレンジは、読書感想文について栞子さんの昔の話がでてくるし、名言随筆のは、司馬遼太郎の話がでてくるのもいい。
UTOPIAの話は、いろいろと考えさせられるし。。。
それよりも、栞子さんの母親がどういう人なのか?というのが非常に気になります。
司馬遼太郎の話を読んでて、てっきり本名だと思ってました。本名が福田定一。司馬遼太郎というのが、wikipediaで見ると、「司馬遷に遼に及ばざる日本のもの(太郎)」という意味だったんですね。まったく知らなかった。
それを見て、妙に納得感があったのも事実。
どちらかというと、司馬遼太郎作品は、戦国時代や幕末といった多くの英雄がでてきた時代を中心に書かれているのが多いです。一部、項羽と劉邦みたいな作品もありますけど。
司馬遷の史記にある列伝みたいなのを、創ろうとしていたのでは?とも思えています。
あー、司馬遼太郎、読み直していこうかなぁ。。。
それよりも、ビブリアの3巻を早く買ってこようっと。
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
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