Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ビブリア古書堂の事件手帖3/三上延 ~謎解きも面白いけど、栞子や文香の背景が気になる展開になってきた~

やはり、3巻も面白い。

それに徐々に情報が出てきて、栞子や文香の置かれた状況、それに母親がどういう人だったかが見てきている。

それにしても、いまだ登場しない栞子さんの母親。

どこで何をしているのか?非常に謎すぎる。

ここいらも話が進んでいけば、わかってくるんでしょうが、非常に気になるところです。

主要キャラクターがたってきているのでいいですねぇ。

 

それにしても、思いのほかキーパーソンになりそうなのが、文香。彼女の行動は見逃せないなと。。。

 

今回の作品は主にこの3つ。

 

宮澤賢治の話を読んでて思うのは、宮沢賢治の作品への愛情のすごみかなと。

単行本を発刊しても、その単行本に書き込みを行い、修正を行っていく。本人にとって世の中に作品がでていっても、それで終わりではなく、よりよくしていきたいと思える作品なのでしょう。

そういや、宮沢賢治の作品って、銀河鉄道の夜しか読んだことがない気がする。あとは、授業でならった詩集「カゼニモマケズ」くらい。

徐々にでもいいから、宮沢賢治の作品に手をだしてもいいかなと思う。

 

この本のいいところって、本を題材にしているので、本にまつわる話だけでなく、登場した書籍の内容にも触れることですね。ちょっと読んでみようかなと思ってしまいますから。

 以下、ネタバレも含めて自分の覚書。

 栞子がずっと探している「クラクラ日記」。

その所在が今回明らかに!売り払うように手筈をしていたのを父親がこっそり抜いておいたようです。

それを死ぬ間際に、妹の文香に託してあった。それを気を見て栞子に渡すようにと。

そこに書いてあったのは、メールアドレス。

文香がそのメールアドレスにどこどことメールを書いてますが、それに近況を垂れ流しのように書いている。五浦のこととかも含めて。

「王様の耳はロバの耳」それがまさしく、関係者から漏れてきた情報の情報源。

これを見ていると、ぼちぼち母親が現れてきそう。

そして、大揉めになりそうです。