ビブリア古書堂の事件手4/三上延 ~やっぱり面白い。本にまつわる物語をよく思いつくものです。~
3巻の引きが面白かったので、ついつい4巻を早めに購入して読了。
やはり、安定した面白さ。
そして、栞子さんの母親登場。まちにまった展開で面白い。
それに謎解きのような感じになっていて、それがなおさらいいですね。謎を母親が解く前に解かないといけないという栞子さんの意地のような感がでてきててなおさらいい。どうも、栞子さんは母親が好きだからこそ、嫌っているような感じがします。
あと、文香の一言も重いかな。
なにかしたことがあって、お母さんがよそにいるのはわかってる。でもさ、今までみたいに連絡もしてこなくて、顔も出さないつもりだったら、あたし、そのうち会いたいとも思わなくなるよ?・・・・・そうなったら、もうこの家には入れない
二人とも母親が好きだからこそ、いなくなってからの葛藤があったのがわかるようなセリフです。
今回の作品は、江戸川乱歩の作品。
- 孤島の鬼
- 少年探偵団
- 押絵と旅する男
江戸川乱歩の作品は、あんまり読んだ記憶がないです。小学校の時読んだかなぁ。
それよりも江戸川乱歩といえば、江戸川コナンの苗字に使われたという印象だけです。
江戸川乱歩の作品を読んでから読めば、なおさら面白かったんでしょうけどね。江戸川乱歩、hontoで探すと9/1までの期間限定の特別価格ででてますね。ちょっと買おうかな。今回のがどれに収録されているかだけ調べておいた方がいいのかも。
さて、続きの5巻を購入するかな。
4巻でついに母親が登場したのだから、5巻では何が起こるのだろう?そちらが気になります。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延,越島はぐ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 文庫
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以下、自分の覚書
栞子さんの母親が文香のメールを見たのは、ごく最近。
もともと娘と連絡をとるのを目的としていたけど、ぜんぜんメールがこないから、最近は見てなかった。でも、来る前に見たが、10年もあっていないこともあってメールの返信をしていない。
むしろ、メールがあったからこそ、会いにきたのでは?と思う。
あと、もともとの情報を流していたのは、志田さん。志田さん自体は偽名のようで、もともとはビブリアの客。
ここから情報は漏れてた。なので、文香のメールが原因ではない。登場のきっかけかもしれないけど。。。
あと、ヒトリの井上さんとは、栞子さんの母親は仲が悪い。うまくやりあうのが難しいかも。それもあって、栞子さんを敵対視してたのかな?とも思える。