人生を決断できるフレームワーク思考法/ミカエル・クロゲラス ~優先順位付けって難しいよなぁ。。。~
意思決定をする際に使える思考法が50個紹介されています。
書籍で買うというよりも、デジタル書籍で安いときに買った方がいいかも。
自分自身参考になったのは次のもの。
- アイゼンハワー・マトリックス(効率よく仕事をするために)
- ゴムバンド・モデル(どちらを選択するか)
- フィードバック・モデル(他人からの不平や批判にどう向き合うか)
- エネルギー・モデル(あなたは過去重視?未来重視?)
- コンセクエンシズ(影響)・モデル(決断すべきタイミングを知る)
- スイスチーズ・モデル(大事故はなぜ起こるのか⇒小さなミスが連鎖して大きな事故がおこる。小さなミスの時点で関係ないかではなく、潰しこむことで結果として大事故を防げる)
- パーソナル・ポテンシャル・トラップ(落とし穴に注意)
- ロングテール・モデル(インターネットはいかに経済を変えたか⇒ニッチ分野をやることで末永い利益を確保+裾野が広がる)
もっとありますが、ここいらでしょうか。
いろいろと勉強になるところがあります。
仕事がオーバーフローしている際に、優先順位をつけて取り組むべきと言われても、なかなかできませんしね。
フレームワークとして、ある程度パターン化、判断基準の明確化をしておくと楽ですね。
そういや、過去に有休取得の基準で、上司判断はこうしているという人と話しして、こういう基準はいいなと思った。
基本、有休はOKを出す。
どんなにきついときでも、独身者には、恋人との用事なら快くOKをだす。既婚者には、家族の用事なら快くOKをだす。
無理にでてもらっても、モチベーション下がるからねと。仕事がやばい状況なら、本人が用事をある程度は調整しているはずだから、そこを信じる。
こういう基準が明確だとわかりやすいかなと。チームワークができてないとできないことですがね。
また時期を見て読み直そうかと思います。そのときどきで使いたいフレームワークがでてくるでしょうから。

- 作者: ミカエル・クロゲラス,ローマン・チャペラー,フィリップ・アーンハート,月沢李歌子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/02/19
- メディア: 文庫
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以下、自分の参考用です。
コメントだけだとわからない+自分が実践するのに必要なところを記載。
アイゼンハワー・マトリックス
重なった仕事の中で、いますぐに取り組むべき課題はなにかを知ることが簡単にできると同時に、目標達成に向けて努力を続けることが可能になる。
マトリックスイメージ:緊急性と重要度で4マスのマトリックスを作る。
- 緊急で重要な仕事:すぐにやる
- 緊急だが重要ではない仕事:だれかに任せる
- 緊急ではないが重要な仕事:いつやるかを決める
- 緊急でも重要でもない仕事:あとでやる
仕事の優先順位をどうつけるか?他人に任せるのはどうするのか?など判断基準が明確に。
緊急性は納期や手番の関係でスケジューリングすればわかるが、重要性をどう判断するか?が大切なのだろうなぁと。
重要な基準がゆるいと結局はすべて自分でやる必要がでてくる。腹をくくれるかどうかなのかなぁ。。。重要性については、個人的に考える必要がありそうです。
ゴムバンド・モデル
「いまのままでいたい」と思うのはなぜか。なぜ「新しいことをやってみたい」と思うのだろうか。2つのゴムバンドで両方から引っ張られるイメージである。どちらのゴムがより「強力」だろうか。
お互いのメリットを書き出して、そのあとどうなるか?を考える。
自分自身の動意付けだけでなく、意見対立したときに議論する際に使用できるかなと思う。いい方法かなと。
メリットを共有できれば、やる意識付けにはなりますし。
フィードバック・モデル
フィードバックが評価ツールとして真に効果を発揮するには、評価を受ける側の心の準備が必要になってくる。
マトリックスイメージ:批判と評価で4マスのマトリックスをつくる
- 称賛:評価されたので、このままいこう
- 提案:批判されたが、このままいこう
- 助言:評価されたが、さらに改善すべき点がある
- 批判:批判されたので、改善する
批判ととるか、助言ととるか、なるほどなと。細かいニュアンスをマトリックス的に考えるといいかも。
コンセクエンシズ・モデル
初期決定は、広範囲にわたって大きな影響を及ぼすからだ。プロジェクトが終わりに近づくにつれて知識が蓄積され、不安は少なくなる。だが、その頃にはもう、根本にかかわる決定は行われない。
注意!
「まだ決断しない」というのもひとつの決断なので、それをはっきりとチームに伝えるべきである。
初期の判断は非常に難しい。後出しで、なんでこういう判断したんだといわれますし。でも、大きなメリットがでるのは初期。
初期で大胆な判断ができるよう、情報収集をしたり、必死に考えたりというのが必要なのかも。最後の方は、立ち上げだけで手いっぱいになるし、大変更はできないですからね。
パーソナル・ポテンシャル・トラップ
ポテンシャル・トラップは「他人の期待」「自分の期待」「実施に達成したもの」の3つの要素が大きく離れているところに隠れている。コミットメントや努力目標は控えめに申告しておきながら、それ以上の結果を出すように努めるのが良いだろう。
目標は控えめに。でも、自分はまだできると思ってしまう。
未来の自分と今の自分はそう変わらないと思って、計画をたてたほうがいいのかもしれない。