老後をどう考えるか?
老後に必要な金額をどう貯めるか?それのあてに退職金を充てればいいのでは?という考えを壊してくれた本。
今からなんとしてでも、定年までに一定の老後資金をつくる努力をしなければなりません。50代は、老後の資産形成をする「ラスト10-15年」だと心得るべきでしょう。
自分自身は、まだ50歳まで余裕があるので、ちまちまと助走期間を多く持っていこうかと考えているところです。
もともとそういう考えで動いていましたが、ここを読んでつくづくそうだなと。
つくづく人生に一発逆転はないということがよくわかります。それに、一発逆転が来る日を夢見て浪費を重ねた挙句、結局逆転のチャンスが巡ってこなければ、自体あhたちまち行き詰ってしまいます。だから、人生に一発逆転などあり得ないという前提で行動すべきことは改めていうまでもないでしょう
資産形成のためにするに大事なことは、本書では次のように書いてあります。
- 月々10万円貯蓄をする
- その10万円を元手にして、積立投資を行う 年率3~4%で運用する。
そうすることで、2000万程度の資産を定年までに用意できる。
さて、問題は月々10万円をどう用意するか?本書では無理して、もとい、我慢して作れといってます。定年後は普段使える金額が大幅に減るのだから、それに順応した環境を作るのもあるからとのこと。
積立投資で3~4%というと、かなり無理がある感じがしますが。。。
でも、月々10万円貯めれれば、15年で1800万貯めれるわけですから、そういう意味でも月々10万円の貯蓄というのは大事なのかもしれません。
そして、定年後も元手を運用しながら、徐々に生活をしていく。運用をやめたらどんと減りますが、徐々に運用することが大切。
あとは、老後もできるような趣味をもつか、再就職できる状況を作っておく。だれかに聞かれたときにきちんと専門性を答えることができるように。
「おまえのエクスパティーズはなんだ?」と、外国人ビジネスパースンから訊かれたら、たとえば「日本企業の分析を20年やっている」とか、「商品のマーケティングに従事して10年」などと答えます。ところが、多くの日本人ビジネスパースンは、この手の質問に答えることができないと思います。とりわけ、管理職が長い人になるとなおさらです。
管理職としての能力も高めていく必要がありますが、それにもまして、自分の人生をいいものにしていくには、専門性を磨いておく必要があるかと。
いまのうちに、無理にでもいろいろとチャレンジをしておいたほうがいいのかも。
いろいろと思うところがありますが、投資信託を非常に押してくるのは、著者の立場上仕方ないのかなぁとも思います。。。