情報参謀/小口日出彦 ~情報って重要なんですね。。。~
野に下った自民党が情報の観点で、民主党を圧倒していったか?ということを書いてある本。
2009年当時民主党が政権交代を果たし、政権を取った。そのあとの自民党の埋もれていくかのごとくの状況から、状況を変えていき、次の参院選、そして政権奪回した衆議院選と、情報の観点から見ていったという内容。
これを読んでいると、情報を入手するだけでは意味がないということがわかります。同じような情報は各自同じように入手している。それをどう料理していき、何を見るかということ。
言われてみれば、そうなのかもしれないけれども、なかなかやれるものではない。
情報を入手しても、自分のほしくない情報に蓋をして、ほしい情報だけを見てしまう。要は情報を無駄にしているということですかね。。。
作者は、もともと世の中にでている情報を分析し、そのときどきの政党支持率を、ネット、テレビの分析でできるという技術をもっている。この政党支持率を出すというのは、新聞社がやってても大量に電話をかけたりして、調査をしている。
これを日常の情報からある程度の状況を見えるのであれば、適切な情報を打つことができる。この目の付け所はすごい。
あと、世間がどこに目を向けているか?というのを見据えていくこと、さらに一時的な盛り上がりなのか、じわじわと根が深い話なのか?というのを見極めていくことも分析からわかる。
この作者らの手法を見ていると、ある程度の人力を用いれば、自分の仕事でも活用できそうな気がしています。
各々の情報にどのようなタグをつけて、分析をするのか?にノウハウがあるのでしょうが。。。
あとは、投資に関して、情報を得るという意味をしっかり考え直して、取り組みをかえていきたいものです。。。