なぜあの人は人望を集めるのか―その聞き方と話し方/近藤 勝重 ~おごってもらうとついていきたくなりますが。。。~
人望のある人って職場にちょくちょくいます。
ただ、そういう人って不思議と無理してカリカリしていないような。うまく人と話したり、やる気を上げたりと、人付き合いもうまいなと思うところが多々。
人望がある人に何をしているのか?と聞いても、当たり前のことをしているといわれますし。。。それになかなかそういうことを聞くのも個人的には難しい。そう思うと、こういう本を読んで、自分の幅を広げていくのも大事なことなのかなと。
何点か参考になるところがあったので、それを記載。
まず、苦言をいうときに気を付けること。
もしあなたに説教したいことがあるのなら、それは説教というかたちではなくて、どう手短に伝えるかということに心をくだいたほうがいいと思います。そこで最初にできた言葉に戻るわけですが、やはり「知者不言」です。口数少なく伝えた方がかえって伝わると思うのです。
言われる立場からすると、短い方がいいんですよね。延々と怒られるとモチベーションがとてつもなく下がってしまいますし。
怒るにしても、相手と戦うにしても、その際に気を付けることが次のこと。
秀吉が破れ大阪城が落ちた歴史上の出来事にひっかけて、「逃がさないと、人間は落ちない」というのです。「逃がす」、つまりあえて逃げ道をつくってやるというわけですね。
逃げ場を作っておかないと、相手が頑なになってなかなか難しい。逃げ場を用意しておき、そこを妥協点として解決していく。そういう動き方が必要ということ。
相手が100%の非があったとしても、それがなぜか?裏の理由もあるわけですから、結果だけで責めないというのも必要なんでしょうねぇ。
あとは、お金の使い方。飲みに行くか?というときは、さくっといくのが大事なんでしょうね。たしかに、上役が多めにだしてくれるのをどこか期待しながら、飲み会の設定をする場合もありますから。
お金は使い方です。使い方でたいした金額のお金でなくても生きてくるのです。人望のある人の「近いうち」は本当に「近いうち」だと思います。
繰り返しておきます。お金とからんで見える人間の真実にはみなさん敏感です。心してください。
少なくとも、ここいらについて気をつけることで、人望が維持されるかよくなるならいいのかもしれません。
なかなかできないことだとは思いますが。。。