Otra célula del cerebro

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大学4年間の経営学が10時間でざっと学べる/高橋 伸夫 ~経営学って難しいなぁ。。。~

大学時代、工学系にいたので、経済学・経営学とは無縁でいたのですが、最近、投資等を始めると、経済や経営というのを勉強しておかないとと思うことが多々。

技術的に正しい・優れていると思っていても、マーケティングが失敗していたりして、世の中に埋もれてしまうというのが多々。そういうのを思うと、どういう視点で物事を見るのか?というのを知っておくのも手なのかなと。

ただ、経済学・経営学は、ある制約条件下で成立することが多く、実際のところ使えるかどうかはわからないところがあります。

世の中の学問ってそういうところがありますから。その制約条件をきちんと理解した上で、その経済学や経営学を使っていく。ただ、世の中の情勢がどうなるのか?という未来のことはわからない。世の中の経営学者が成功したというのをあまり聞かないのも、そういう未来がわからないから、前提条件が崩れてくるからかもしれません。

という否定的なことを書くと、経営学等する必要があるのか?と思うところもあります。もう一方で、経営的な見方という視点をもっておかないと、戦略を考えるのも自分の都合のような目線で考えてしまい、宝くじを買っているような状態になってしまう。少しでも理想に近づけていく。それをするために、現実を把握するという視点がいる。それを知るの道具なのが、経営学というものなのでは?と。

読んでて思ったのはそういうところです。

 

本書自体は、いろいろな経営学の内容を1,2ページで書かれており、さらっと読む程度でいいかと思います。そして、気になるところがあれば、深堀をしていけばいい。まず、全体像を知るという点ではいい本だなと思います。

 

個人的には、結構知っているところが多かったので、勉強になるところは乏しいかなと思ってますが。。。

 

組織の内外をつなぐゲートキーバーのような人物がイノベーションを起こすのに大きな影響を引き起こす。ただ、そのゲートキーパーとパフォーマンスの関係はよくわかっていない。

ゲートキーパーは組織内の誰とでも何らかの形で接触しているスター的な存在であるとともに、組織外部との接触も極めて多い人間だったわけですね。アレンは、ゲートキーパーの特徴として、①高度の技術者、②大半は第一線の管理者、③技術系の経営者なら、ちょっと気を付ければ正確にみわけられるとしています。

でも、影響を与えるのなら、ゲートキーパーのような人材になっていく、または育てていく努力をしていかないといけない。難しいなぁ。。。

情報を処理する自分のキャパを越えていかねないですし。

 

この本はちょくちょく読み直すとともに、自分がどういうのを学びたいのか?を一度調べるのに使ってみてもいいかも。