Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~/ 三上 延 ~面白い!続きが早く読みたい!~

ビブリア古書堂の古書堂シリーズの6巻目。

本書もまた、面白くあっという間に読み終わり。今回は、1巻の話の続きというか。。。そこが肝になっている感じです。

 

物語の根っこに触れ始めてきている。しかも、プロローグとエピローグがもう事件の終わった後の大輔と栞子母との語り。本編は、その内容を話した内容。

たった一つの本に複数の人が絡んできて、その想いがのっかっている。むしろ、大輔と栞子さんが複雑ながら、どこかつながっていたというのも面白い。

 

それにしても、各作者の略歴というか、どういうことを考えてたとか、どういうことがあった時期だったとかで、古書の話がどんどん大きくなっていく。

確かに、本の作品を知るだけでも十分に面白いのですが、その作者の背景とかを知っていくと、さらに面白くなっていく。そういうのを感じさせてくれます。

それにしても、今回の本は栞子さんの祖父のかかわった本の話であるし、その本が1巻にでてきた「晩年」。最後の舞台も栞子さんが突き落とされた箇所で、大輔も。。。なんという、物語の構図。物語がつながっているのを感じさせられます。

 

ここまで人を狂わせる太宰作品って、あんまり読んだことがないから、一度読んでみてもいいかも。「はしれメロス」くらいしか読んでない気もするし。。。

時代を超える名作って読んでおかないとなぁ。

 

この話を見ていくと、複数の話が同時に進んでいっている。まさか、ここで伏線を回収するとは!という驚きと、もう終わりが近いんだろうなというのを感じさせられます。次の7巻が楽しみでもあり、どこかで本を購入しておかないとなと。

で、ふと購入したかどうか気になったので、家の書籍をがさごそと調べてみました。ただ、積ん読が多すぎて、続きを買ったかどうかが不明な状態に。

そこでふと、基本本を買うときにはジュンク堂で買うことにしているのを思い出して、hontoの購入履歴を確認。このときに7巻目がないのを確認。こういうサービスって非常にありがたい。

こういうのを避けるためにも、積ん読本も読書メーターあたりに登録しておいたほうがいいのかもなぁ。。。