機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈上〉/富野 由悠季 ~ハサウェイが。。。~
ハサウェイ、おまえ。。。
それが途中まで読んだ時の感想。
親が立派な職歴を歩んでいるのに、変な方向に進んでいくのか。。。むしろ、思いっきり足引っ張ってるやん。と思いつつも、もう少し別の思考が頭をよぎり、ガンダムとしては、新しい切り口と見えて非常に面白い。
これから話に絡んでくるであろうと思われる人が、ある一つの航空機ハイジャック事件でかかわっているのが面白い。
ギギとハサウェイ、ケネスとこの3人の関係がどう進んでいくのか?というのが興味深いところです。
まずは、Ξガンダムがどう活躍していくのか?そして、どういう結末に向かって突き進んでいくのか?これから読み進めていこうかと思います。
疑問に思うのが、ユニコーンとの関係性がどうなのか?というところ。
ユニコーンで、サイコフレームのすごさがたたき出されたのだから、それをうまく次期モデルに盛り込んでいくと思うんですが。。。ただ、ユニコーン自体、閃光のハサウェイのあとで作られた作品なので、整合性をとるのが難しいもの。
だから、強引に個人勝手に情報の整合性を合わせて読むようにしていくと、次のパターンで考えたほうがいいのかもと思ってます。
サイコフレームに関する研究をしているものとは別の開発Tが作ったのがΞガンダム。この開発Tは、ミノスフキー粒子に関する研究をメインとしていて、サイコフレームの開発Tとは仲が悪く、情報の伝達が進んでいなかった。サイコフレームの技術は門外不出の技術で、限られた人間しか知らなかった。まるで、新日鐵の電磁鋼板や、コカ・コーラの製法のように。
そう思うと、アナハイム社自体もドロドロの人間関係もあるようなので、この面から誰か解説書いてくれないかな?大喧嘩してそうで。。。
あれだけの新規のガンダムを作るのなら、基本コンセプトから組み立てていくと、4,5年じゃ終わらないと思うんですよね。基礎研究からすると、10年くらいかかってんじゃないかなぁ。
てことは、ユニコーンの研究の端緒も、ZやZZのころからスタートしていたと思うと、すごい息の長い研究だなと。
そう思うと、Zガンダムはすごいなと。カミーユの構想から1年くらい?の短期間にできてしまってる。もしかしたら、宇宙世紀では効率よく研究・開発して、試作品でも世の中に出していく方法があるのかもしれない。そのためにも基礎技術をだいぶ上げているとしか思えてならない。基礎技術にお金を突っ込めるということは、アナハイム社は、すごくでかく、優良企業だな。。。
ただ、これから読み進めていくと、Ξガンダムの驚異的な性能がでてくるのかもしれない。ここいらの話は、結末まで読んでから判断していきたいところです。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ〈上〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
- 作者: 富野由悠季,美樹本晴彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1989/02/01
- メディア: 文庫
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