Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

コーチングの技術/菅原 裕子 ~なかなか難しい技術だけど、身に着けていきたいものです~

仕事はチームでするもの。一人でやれることなんて、結構限られている。そう思うと、万能な人はそういらないのかもなと。周りとうまく連携して、各々の特徴を組み合わせると個人でするよりも、もっといい仕事ができるきがするんですよね。

ただ、チームで仕事をしていると、自分の成長とともに後輩の面倒を見ることが増えてきます。そして、後輩をどうやる気を出させるのか?どう成長させていくのか?というポイント。

モチベーションが高く、やる気のあるうちはいいんですよね。がむしゃらに考えたり、行動したりしていきますから。ただ、その中で失敗したり、うまくいっていてもマンネリを感じて、仕事のやる気が下がってきたり、効率が下がってきたときにどう導いていくのか?ということ。

個人的には、自分で仕事を探して、好き勝手に動き始めたら、あとは手綱を握って変な方向に突っ走らないように管理するだけでいいのでもう安心。たまに、手綱を振り切るくらいパワーのある人がいますが、それはそれで難渋します。それはそれで経験を踏ませると思って好き勝手させておくのもいいのかなと。

なのですが、そこまでをどうするのか?というのが一番気にしますし、難しい気がします。

 

そのスタンスとしては、次のことを気にしておいたほうがいいなと思ったのが次のところ。 

相手を「できる存在」と撮れている人は、部下の話を聞き、相手の屋r気を引き出すための魔法の言葉を使い、相手の自発的な行動を持ちます。すると部下は、本来の力を発揮するようになります。逆に相手を「できない存在」と捉える人は、相手に何かを教えるための説教をし、説得をします。そうなると、受け身の部下が自ら気づくことはほとんどしなくなります。

どうしても、人って最初の行動や、学歴のフィルターで見てしまう。そこで勝手に可能性を判断して、「できるやつ」「できないやつ」と判断して、色眼鏡をかけてしまう。「できないやつ」と判断すると、ついつい説教っぽくなってしまう。そこをやめて、可能性のある「できるやつ」と思って、一緒に成長していく。

もしかしたら、自分の指示や指摘がまずいのかもしれない、など、いろんなことを考えていろいろと試していくわけですから。

 

ただ、受け身になってしまった後輩をどう前向きに自発的に動けるようにしていくのか?考え方を変えさせていくのか?はなかなか難しいところもあります。

そういうスタンスになったという経緯になにかしらあったわけで。そこを取り除くか、忘れさせるようなことをしないと、変わっていけないでしょうから。

 

このコーチング技術、非常に参考にしていきたいので、何度か読むことになりそうです。忘れたころに読んで、また新鮮な気持ちになって新しいことを吸収していければと。

 

一歩間違えると、人間関係が崩れるところもあるので、十分気を付けながら活用していきたいものです。 

コーチングの技術 (講談社現代新書)

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