世界トップリーダー1000人が実践する時間術/谷本 有香 ~また読み直すこととします。~
仕事を覚えて、できる範囲の仕事が増えてくると、 徐々に多忙な状態になっていくことがあります。
特に、相手の期待に応えるために、必死になって頑張って、それが認められたら、またその期待をもとに新しい仕事が舞い込むことも多々。それが繰り返されていくと、いつの間にか多忙な状態になってしまうことに。
ただ、忙しい状態になると、仕事ばかりの状態になってしまい、新しいことを考える時間や、自己投資をする時間がなくなってしまう。
この時間をどうひねりだすか?
そんなことをせずに仕事に突き進めばいいのでは?という考えもありますが、そうなると、新しいことを考え出すことがなかなか難しい。どこか視野が狭くなる感があります。
投資とは、本来「余力のお金を使ってするもの」だとされていますが、彼らには余力の時間などありません。そのため、忙しいスケジュールのなかから 絞り出すようにして「バッファ」の時間を捻出することになります。
忙しいときこそ、あえて「何も仕事をしない時間」を作ること。それが彼らの考える「未来への投資」なのです。
本書にこう書いてありますし、あえて何もしない時間をつくるというのが大事なのかもしれません。
Googleは20%の時間を好きにつかっていいようですし、3Mも15%ルールなるものがあり、好きな仕事ができる。この2社ほどではないけれども、新しいことや興味のあることを突き詰めていくことで、学会発表したり、新しい特許をとったりといろいろと成果がでてくるのかもしれません。
ただ、遊びたくなるのもあるので、ある意味ばくち的ですが。。。そういえども、リフレッシュして、仕事に成果がでるのなら、安いモノなのかもしれません。
仕事をするときにも、ズームインとズームアウトをして、物事を考えるよう気をつけていますが、それを時間の考え方にも適用する必要がある。
数十年先のことを見通せる広い視野を持ちながら、一瞬で目の前の選択にピントを合わせて、「ゴールへの最短コースは右だ」と判断しているということです。
彼らは時間という見えない対象に対しても、「ズームイン」「ズームアウト」という真逆の視点を持ち、それを自在に使い分けているのです。
この考え方を手に入れただけでもいいのかもしれません。
長期では、こういうふうなことが必要になるのだから、それまでにこれが必要だから、取り組むというのではなく、あえてのショートカットを狙ってみるとかも必要なのかもしれません。
そういう判断も広い視野というのが必要なのかも。。。
また、折を見て読み直すこととします。