ビブリアシリーズの最終巻。
'16/6から読み進めて、気づけば、読むようになって、気づけば終わりですか。。。最終巻がでた直後に読みたかったけどなぁ。。。
今作は、栞子さんの母親がどうして世界中を飛び回るようになったのか?というのが紐解かれて行きます。
その話がメインであり、そこのしがらみに巻き込まれて行っている感じもありますが。。。最終的には、解決して二人での話が進む形でのハッピーエンドなので何より。そこまでがいろいろとありすぎて大変だなとも思えてしまいますが。。。
読み終わって考えてみると、栞子さんと大輔のまわりの人々は一癖も二癖もある方ばかり。そういう人たちとよく立ち回っているなぁというのが素直な感想。
それと、セリの段階での腹の括り方とかもなかなかできないですわ。たった1冊の本にすべてをかけていくということは。。。
化学分析の話がでてきますが、現状ならいろんな方法で分析可能じゃないのかなとも思うんですよね。ただ、非破壊となると難しいなぁ。。。非破壊でできることって、なかなか選択肢が乏しいんですよね。
まぁ、いろいろと手立てはあるんでしょうが。。。サンプリングであれば、FT-IRなり、EDXなり、蛍光X線なりを駆使すればそれなりのことがわかるですけどね。
古書の世界って、本当に奥が深いなぁというのが本音です。初版本だからとか、アンカットだからといったところで本の値段が上下するというのも面白いなと。
取引も独特な感じだし。読んでて勉強になることも多々。
さて、ビブリアシリーズもこれにて終了。スピンオフとかはあるみたいなので、そこいらを楽しみにしつつ、いろいろと本を読んでいこうかと思います。

ビブリア古書堂の事件手帖7 ?栞子さんと果てない舞台? (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2017/03/24
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