ふしぎな総合商社/小林 敬幸 ~商社ってものを勘違いしてた。。。~
総合商社って何やってんだろう?と思ってましたが、いろいろとやってんだなというのが素直なところ。
商社って、どこからか現れて、間に入り込み、そして口銭を稼いでいたり、既得権益の権化というイメージが。。。
この本を読んで、そのイメージががらがらと崩れていきました。
むしろ、ベンチャーキャピタル的な活動や新しい事業をやっていたりしているのだなと。
展示会とかにいって、商社がブースを出していても、何をしているんだろうかなと思っていたんですが、いろいろとしているのであれば、妙に納得というか。。。
時代とともに変わっていく商社。だからこそ、しぶとく残れるのかもしれない。
この本を読んでいて、なるほどなと思ったのが、次のところ。
いろいろな組織、会社には、「名参謀」といわれる人が時々いる。そういう人は、たいていの場合、会社からの指示で参謀役をやっているので、参謀役を好き好んでやっているのではない。一軍を率いれば立派に大将が務まる人が、組織員としての責任感で参謀役をやっているからこそ、名参謀といわれるだけのいいパフォーマンスを示すことができるのだ。
自ら参謀タイプと言うような人は、参謀をさせてもどこか評論家的な無責任さがつきまとい、周りも指示に従わずついていかない。だから、いい結果も出ない。
耳が痛いです。
昔、No2がいいなと思っていたことがありましたが、いろいろと生きていく上で、No1をすることもあり、考え方を変えていったつもりでした。ただ、この文章を読んだときに、妙に納得感がありました。
参謀役という責任を取らなくてもいい地位にいることで、どこか甘えてしまっているそんな感じがしてなりません。
やはり、いい仕事をするには、ある程度の責任感が必要なんだなと。
そんなことを思いながら。
いろんな仕事ができるという商社という仕事は面白そうだなと思います。
ただ、自分の性格にはなかなか合わないんですけどね。。。