ニッポンの奇祭/小林 紀晴 ~写真だけで結構驚かさせられます。。。~
世の中には多くの祭りがある。
個人的に祭りは、人が多いので、避けてしまうことが多々。
御朱印の旅でも、大概祭りの日を外していくことが多いです。正月は例外ですが。。。
いろいろと祭りがある中で、特徴があるなと思うのも多々。
住んでいるところの近所であれば、稲沢市の国府宮のはだか祭りとか、南知多町の豊浜鯛祭りとか。。。
この本では、著者が見た奇祭といえる16の祭りを写真を載せて、記載しています。
この祭りを見ていると、なかなか不思議な感じがします。
よく見る山車がでてとか、神輿がでてというのではない。むしろ、その土地々々に独特の祭りがある。そういうのを知るだけでも、十分かなと。
著者が記載している次の言葉が、的を得ていると感じます。
神道が国家的なものとして制度化される以前のもの、つまり古層の姿をよりかんじさせるものをそう定義したくなった。
その土地々々に延々とつながるものがあり、それがでてくるのが祭りのときである。
もともと、日本自体も、大和政権に征服されて行った歴史があり、その後、仏教や神道の広がりという経緯がある。
その影響を受けるにしても、もともとの土地に染みついていたものがでてくるのが、祭りというものなのかもしれないのかなと。
そういや、この本にでてきた奇祭と紹介されているものは、長野や沖縄、大分、宮崎、高知、埼玉、岩手、福島となっており、近畿地方の祭りは入っていないんですよね。
権力に近いところは、昔ながらというのがなくなっていったのか、もともとなのか。。。
どこか、不思議な感じがする内容かなと。
今年くらいは、祭りにいってみようかな。。。