外資系コンサルの知的生産術 プロだけが知る「99の心得」/山口 周 ~ストックをどれだけ増やすかか。。。~
知的付加価値を上げる。
昨今のビジネスモデルを考えると、いかに付加価値をあげるか?というのが肝になります。
組み立てるだけならあまりメリットがすくなく、そこに対してデザイン性やら機能性といった付加価値をつけていくことで価値の高いものになっていく。
付加価値をつけるのに、どこを攻めていくか?というのが大事になる。
特に、ありきたりのものでは価値があっても、「新しさ」というものがない。だからこそ、「新しさ」という価値をどこでつけていくのか?というのが大事になります。
「新しさ」を出すには、「広さで出す」のと「深さで出す」のと、二つの方向性があります。
いきなりその方向性で考えてはいけない。その前にもっと大事なことが一つ。
大事なのは「最初に整理する」という点です
現状を整理して、何が課題なのかを明確にする。そして、そこから深さや広さで検討していくのか?というのを決めていくことで、集める情報も変わってくる。
ここいらのことって、最初にあやふやな状態ではじめて、何度も何度も手戻りをしながらの仕事になっていってしまうことが多々。
そのたびに、またか。。。と思ってあきれてしまうところも。。。
そして、ターゲットもぼやぼやになっていき。。。。
ダメな悪循環です。
そして、まっているのが、次のモード。
典型的な「頑張っているのに評価されない」とグチをこぼすタイプです。
はは、耳が痛い。
あと知的生産において肝心なのがゴールをどこに設定するか?期限があれば、どこまでもエンドレスで精度を高められるのがある意味地獄な内容。
知的生産活動に従事する管理職の大事な役割は、「ここまでやれば及第点」というラインを提示することです。
このラインなかなかでてこないんですよね。。。
80点のラインまで到達して、ま、いっかと思ってたら、100点まで目指すよう指示がでたり、85点でもう上にいかないなと思ったら、いったん道を変えて100点目指すぞといったりと。。。
どれだけ手戻りが多いんだと叫びたくなる心境になることも。
あとは、アイデアに困ったら異なる分野での成功事例をパクるというのも手ですね。
創造性を高めるための有効な手段の一つとして多くの人が指摘しているのがアナロジーの活用です。アナロジーとは、異なる分野からアイデアを借用するという考え方で、わかりやすくいえば「パクリ」です。
法律的に問題がなければ、パクれるものはパクる。その精神も必要だし、いろんなことに注意を割いておく必要があります。
ただ、それで効率的に進んだり、新しいネタがでてくるのならありだよなと。
アイデアを生み出す源泉は、知識量。この知識をいかに効率的に増やしていくか?というのが大事。
アイデアを生み出す力は前述したとおり、ストックの厚みによって簡単に百倍、千倍という開きがついてしまいます。
そして、他人と差別化するのに大事なのが「インプット」の内容。
そのためにも、自分がどのような人生を歩んでいき、成功したいか?そのところに尽きるんですよね。。。
ただ、時間は有限だから、いかに効率的に情報を仕入れていくか?というのも大事。
うーん、たまには学術的な内容を読んでみたりするかな?

外資系コンサルの知的生産術?プロだけが知る「99の心得」? (光文社新書)
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