昨今のAIが仕事を変えるというのが結構気になるところが多く、本書を手に取ってみました。
AIで仕事が効率的になり、新しい仕事が生まれていく人もいれば、AIに仕事を奪われるというのも言われてます。そして、生き残っていくのは、AIをうまく活用できる人材だと。
本書を読んで思ったのは、士業はAIの脅威にさらされていくのでしょう。
公認会計士や弁護士、果ては医師。過去の例をもとに判断していくとか、パターンが決まっているというものについては、まさしくビッグデータを活用していくというのはAIの得意中の得意のところになるわけですから。
そう思うと、これからの高齢化社会で医師の需要は増えていくように思えていますが、徐々にAIの活用が始まると、そこまで必要でなくなっていくのかもしれません。
あとは、自動車産業の電気自動車への方向転換ですかね。
すべて電気自動車へ変えていくというのはある意味夢物語のように個人的には思っています。理由は、充電とかの話ではなく別の理由で。
おそらくですが、今の技術で進むなら材料が足らなくなるんじゃないかなと。まぁ、技術革新であたらしいものがでてくると話は別になりますが。。。
電池や磁石なんて、使える元素が決まっているからその元素の埋蔵量から逆算していけばある程度は読めてくるだろうけど。。。うーん、リサイクル技術が進むという前提で進むんですかね。そこいらがいまいち見えてこないのが不思議。
電気自動車になると、部品点数も減る。さらにはAIで効率化やロボット化が進むと、必要な人も減るとなると、どんどん雇用が減っていくんでしょう。
ただ、AIで効率化やロボット化が進むと、雇用は減るわけだから、収益はあがっていくんだよなと思うと、どうなっていくんだろう。
むしろ、働ける技能をもっている人とそうでない人とで大きな差が生まれていく感がしてならない。
そこいらを埋めていくようなことをしていかないと社会不安が起きていってしまいそうですし。うーん、舵取りが難しいですね。。。
未来をきてみないとわからないけど、徐々に進んでいくことであれば、早いうちにその対処をしていかないと生き抜いていけないですね。
そう思うと、先行きをじっくり考えながら行動していきたいですねぇ。

日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業 (講談社現代新書)
- 作者: 中原圭介
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/19
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