Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち/松崎 一葉 ~距離をとれたら一番いいんですけどね。。。~

クラッシャー上司。

関わりたくはないけども、人事だけは自分で選べないですからね。いやなら、他部署にいくか、転職するしかない。

本書の事例をみていると、優秀で面倒見のいい人でもなりうるのだなということ。マンツーマン指導ってのは熱心にやっているように見えて、実は部下側に過度な負荷をかけている。この認識を管理職の人はもったほうがいいとすら思えた。

 

思うに、追い込んで、やらなきゃならない環境をつくっておいて、そこで背水の陣でやりきるしかないんだ!とかかっこいいことを言われますが、そのときに力を出せる人ってそうそういない。

大概、そういう状況になる前にどこか落としどころを探したりして、負荷がかからないようにしていく。

逃げ場をなくすというのは、一見よさそうな感でありつつも、人を追い込んでいってしまうという。。。

まぁ、逃げ場を徐々につぶしていくというのも手ですが、部下に対してはやらないほうがいいんでしょうね。

そもそもそういう状況になってしまうほど、人間関係がおかしいのであったり、仕事に対して前向きになれていないのであれば、そこを直していくべきなんだろうと思う。

 

まずは、クラッシャー上司につぶされないためにも、次のことを心構えとしておいておこうかなと。

まず、穏やかな態度で話を聞く。話のスピードを少し落として、本人の怒りには一切反論せず、ひたすら言い分に頷きながら、たっぷりと時間を取って傾聴に徹する。

尋ねられたら、事実は事実としてきちっと伝える。ただ、そこに自分の意見を入れない。相手の意見はいくらでも聞く。「なるほど、なるほど」「そうだと確かにこまりますよね」と傾聴しながら、ときに共感も示す。

この受容と傾聴と共感を続けていけば、どんな人でもたいてい興奮が治まっていく。

細かいことに目くじらをたててくるタイプもいますから、うまく付き合うのが大事なんだろうなと。

ついつい反発しがちな自分としては、なかなか難しい。大概は受け入れるようにしているんだけど、どうしても譲れないラインに到達すると反発してしまう。

まぁ、潰れないための自己防衛的な役割があるのかもしれません。

 

次のタイプは注意がいるのかなと。

真面目で勤勉な自責的な人、メランコリー親和型の人であるほど、不条理な目に遭っても我慢をするし、滅私奉公してしまいやすい。

 

人間の器を大きくしていくことが大事なのかなと。

人には器がある。器は研鑽を積むことで徐々に大きくなる。その際の「成長箱」のような前向きなストレス反応もあるし、時には器を破壊するようなストレス反応もある。

器を壊すようなストレスだけは受けないようにしていかないとなぁ。。。

 

クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書)