結婚さえできればいいと思っていたけど/水谷 さるころ ~答えってなかなかないよなぁ。~
作者の経験の上に書いてあることはいろいろと参考になることがあります。
読んでて思うのは、何のために結婚するの?というのをふと立ち止まって自分自身に問いかける必要があるのかなと。
ただ、結婚は勢いというのもあるし、ぶつかりながら新しいものを築いていくというのもある。
そういうのを考えると、なかなか決断ができないことなのかもしれないなと。
周りが結婚していくから、置いていかれるからと思ってあわてて動いてとなると、大事なことに気づかずにそのまま進んでしまう。
そして、冷静になってから気づくことも多々。
そうなる前に、ふと立ち止まってみることも大事なんだろうな。。。
あとがきに書いてあるこのことは、少し頭に置いておきたいかなと。
結局「幸せになる」ためには「結婚する」に留まらず、独身でも、恋人がいなくても「自分に一番合ってる」状態で生活することではないかと思います。でも、それが「どういう状態なのか」わかるためにはよくよく自分を知る必要があるのだと思います。
これって、さらっと書いてあるけど、非常に難しいこと。
自分に合っている状態がどういうものか、それはいままで経験したことの中からついつい考えてしてしまいます。
そうなると、自分の限られた経験の中から現状を判断していくことに。ともすると、現状維持が一番いいという決断になりかねない。
もう少しとなりに別の可能性があるかもしれないのに。
そういうのを考えると、考えられる幅を広げていくということをしていく必要があるのかなと。
それが経験であったり、知識であったり、周りからの情報であったり。
現状に満足していると、そこをとどめてしまいますから、場合によってはゆでがえるになりかねないし。
こんなことを考えると、新しい可能性を探しているというのが自分にとって一番いい状態なのかも。
ただ、何も準備せずに、そういうのを求めていくと安定はしないよなと。
どこかどっしりと基盤を固めたうえで、その次のステージにあがるために新しいなにかを探していくようにしないと。。。
なかなか難しい。