昨今言われている働き方改革。
その中で言われてくるのが、いかに残業を減らすか?
ただ、残業を減らすとなると、どうしても残業を減らすということに着目してそれが主体となっていってしまいます。
そうなると、残業を減らしてしまうけど、仕事は残っていくので処理しきれなくてたまっていくか、持ち帰りとか。
持ち帰ったら持ち帰ったらで、それは残業と変わらないわけで。会社によっては持ち帰ることすらNGとなっているところもありますからね。
なかなか世知辛い世の中になってきています。
狙いは、働き方や仕事の仕方を変えていき、結果として残業を減らして、空いた時間で自己投資や家庭生活に振り分けてもらって、ワークライフバランスを考えていく。
そういうのを考えていくと、いかにデータに基づいて取り組んでいくか?というのを考えていったほうがいいのかなと。
データに基づくというというよりも、実態をしっかり見て、自分のいる場所をがっちり把握して、その上で世間の傾向を見ながら判断・対策をしていく。試行錯誤しながら進めていくしかないんだろうなと思います。
部下の残業時間の長さに影響するのが、次の3つ。
- 若いころの長時間残業経験
- 業務時間中の喫煙
- 早い出世経験
最後の出世経験は、成功体験からくるものなのだろうなと思います。自分がやってうまくいったものが正しいというのが刷り込まれて行きますから。
そうなると、成功体験の復讐か。。。
昔は、どうだったとかいうのも、もう言わない、言われても無視するくらいでいかないといけないんでしょうかね。
過去のものに縛られていて、そこから抜け出せないのだろうなと。
そして、残業体質を引き継いでいく上司側マネジメントの傾向として、次のことがあります。
- 自分の仕事が終わっても職場に残る
- 時間をかけて仕事をする部下を評価する
- 優秀な部下に優先して仕事を割り振る
- これまでの慣習ややり方に固執する
これらの特徴があると、引き継いでいくようで。。。
仕事が増えてくると、少しでも効率よくやろうとして、優秀な部下に仕事を割り振っていく。そうなると、チーム間に仕事のムラが発生する。不満もたまるようになるし、全体的なモチベーションも下がっていく。
そうなると、どんどんパフォーマンスが下がっていく。
これらのことを考えていくと、チームで仕事を受けていくふうに変えていかないとダメなんでしょうね。
そして、人材を育てていく。
まぁ、上司ががんばりすぎると、残業が増える傾向があるのだけれども、適度にしている上司との成果の差はでてこない。
そう考えると、適度に力を抜いていくのがいいのだろうなと。
同調圧力というのが非常に恐ろしい。
あと、がんばりを評価するのもおかしいんだろうな。がんばりすぎても成果がでなかったら意味がないわけだし。
がんばりよりも、仕事の進め方とかをきちんと評価していったほうがいいんだろうと思ってます。
て、こんなことを考えつつも、生活残業をする人もいるから、そこいらはきちんとしていかないといけないんだろうな。。。
ここらは、会社の給与体系の話にもなるから一般サラリーマンには対応しきれないところなんですよね。。。
とめどもなくだらだらと書いてしまったような。
ここいらはずっと答えがないけども、答えをだしていかないことだろうなぁ。。。

残業学?明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?? (光文社新書)
- 作者: 中原淳,パーソル総合研究所
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2018/12/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る