孫正義 リーダーのための意思決定の極意 ~スピードが大事か。。。~
ソフトバンクの孫さんの語られた内容をまとめた本。
質問形式で2択の問題がでていて、そこに対する回答がある。
どの質問もなかなか難しい。いや、単純にはいかない質問が多いです。うーん、これってどういう意味だろうと考える。考えさせられる。
面白い構成になっていて、次を読もうという気にさせてくれる。
質問形式を重ねていくことで、どういう考えがありどう判断していったのか?というのが面白い。
この中で興味深かった話が一つ。
ジョイントベンチャーを作ったものの不振。撤退する際にすべて背負った話で、相手が次に提携の話があったら交渉なしでサインするという言葉をもらう。そういう相手に信頼関係を大事にするのも大事ということ。
こういう考え方って面白いな。
あと、最後のところが気になる。
世界中で生き馬の目を抜くような競争をしています。みんなガンマンのように早撃ちだ。こっちも素早く撃たないと手遅れになる。日本の大企業が負けるのはだいたいスピードです。彼らは九割まで待っている。
リスクは高くてはいけない。でも低く抑えすぎては勝負すらできないということを、ぜひ覚えておいてください。
勝負ごとのことを考えると、いかに勝つかというのが大事。
そうなると、スピード勝負であればいかに素早く仕掛けていくか?というのが大事になる。そこの見極めを素早くしていくのとともに、ある程度のリスクをかけ、突き進む。途中で見込みがないと思えば、撤退も視野に入れて判断をする。
そういうなかなか難しい判断をしていかないとと思うとぞっとする。
でも、いかに早く情報を集め、早く判断していくか?そこが一番大事なんだろうなとも。
9割まで待つのであれば、9割に素早く立ち上げていく方法を探していく必要があるのかもなぁ。。。
まぁ、そういうことができるなら、7割の段階で勝負しかけたほうがさらにいいんでしょうけどね。。。