Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

信頼関係と動機づけの基礎/坂本健 ~ストロークが大事~

本シリーズ、いろいろと勉強になることも多いのと、Kindle Unlimitedで読めるので、ついつい優先して読書してます。

 

今回はチームマネジメントの話。

どうチーム内での人間関係を作っていくかというところ。

うまくいっているところは人間関係もいいのか、活発的な議論やアイデアを出し合っているように思いますし、忙しいときに必然的に人のやりとりをしている感じがします。上手くいっていないと、そういうのが見えないような。。。

 

どこにその差がうまれるかというと、ストローク

相手にストロークをどう与えるのか?というのが肝。ストロークは主に3種類。 

  • 肯定的ストロークは、相手に対して肯定的であるということが伝わるような働きかけ
  • 否定的ストロークは、相手のネガティブな意識・言動を、ポジティブな意識・言動に転換することのできる働きかけ
  • ディスカウントは、相手に「人として軽視された」「人として尊重されていない」と感じさせてしまうような値引き行為
  • 人は与えられたストロークを返そうとする。自らのストロークをコントロールすることが、人間関係を変える糸口になる

 

この与えられたストロークを返そうとするというのがポイントなんでしょうね。相手に対してきちんと向き合って説明をしたり、していくと大事にされていると感じるのでしょう。しかし、ないがしろにするような発言を繰り返していくと、相手もディスカウントされたとみてどんどん冷ややかとなる。

 

つまり、仕掛ける側も行動がかなり大事。

肯定的ストロークを与えらえると、与えられた方も前向きになり、活性化する。ディスカウントを与えらえると、気持ちも言動も後ろ向きになり、当然、人間関係を維持できなくなっていく。

相手がディスカウントの姿勢でいても、肯定的ストロークを与えていくと相手の行動が変わっていくというのも紹介されていたので、前向きに行動していくというのは周りを変えていく力があるのかもしれない。

 

あと、これは参考にしようと思ったこと。

普通の人がほとんどやらないこと。一方で、高い成果を生み出すハイパフォーマーが積極的に行っていること、それが成功の原因分析です。

なんで成功したのか?というのをシチュエーションも踏まえて分析する。それが大事なんだろうなと。

そこからなんで、どのようにとか分析していくことで、大事な核を見つけていく。

強みとは、仕事において行動として発揮されて、成果につながっている。そういう能力を指す。

そうすることで、自分の強みや、周りの強みを見いだしていく。そして、適材適所の配置や、伸ばすべき能力を明らかにしていく。

 

あと、面談等でニーズを聞いたほうがいい。そして、聞いた際には次のように対処していくのがいいのかも。

ニーズを聞いたら、「わかりました。これから一緒に仕事をしていく中で、いまお聞きしたニーズをできるだけ考慮に入れるようにします。」と、そうお伝えするだけで終わることの方が多い。で、実際に仕事を与えるときに、このときに聞いたニーズと結び付けてあげながら仕事を与えます。

 仕事の動機付けに使えるのだなと。

あんまりメモをとらないつもりの人ですけど、こういうのはきちんとメモをとっていったほうがいいですね。。。

 

さて、時間を空けたらもう一度読み直してもいいかと思える本です。

研修形式で書かれているので読みやすいですから。