怖い凡人 /片田 珠美 ~タイトルが強烈~
黒い表紙に魅せられてついつい購入。
Amazon商品紹介でみたら、人の顔があったんですね。きづいてなかった。てっきり黒い表紙だけだと思ってました。
本書は、アイヒマン的な人材がどうしてでてくるのか?というのを書いています。アイヒマンがどういう人だったかは、GoogleやWikipediaで調べるとでてきますが。。。
さて、そういう人材がでてくる原因として、恐怖で支配されているためというのが大きいのかも。その結果、考えるのをやめて自分の立場を守るようになる。
- 思考停止
- 想像力の欠如
- 自己保身
最近のニュースのことや日大アメフトの話とかも書いてあるので、なるほどなと思うところも。結局いかに恐怖で支配するか、そしてその支配に取り込まれるか?というところなのだろうなとも思えてきます。
そしてその支配に組み込んでいくプロセスが恐ろしい。洗脳ってこう進んでいくんだとも。。。
恐怖で支配しながら、同時に自分の言うことを聞くイエスマンにアメを与えることが多い。つまり、アメとムチによって支配しようとするわけで、洗脳に近いことをする場合もある。
あとは、相手で態度を変える人について。
相手が持っている権力や影響力を見て態度を変えるカメレオンなのだ。自己保身のためにずっとカメレオンであり続けたのだから、そういう処世術をこれからも変えないだろう。
手のひら返しを見て、残念な気持ちになっていたのですが、なるほどなとも。こういうのって恐ろしい。
ここまで書いてて思ったのは、自分がそうならないようになということ。
他人のことをやいのやいのというのは楽だけれども、それ以上に自分がそういうふうになってはいけないなと。
やはり、考えるのをやめることなく真剣に向き合っていくことが大事なのであれば、そういう風にしていかないとなと。。。