ツール・ド・フランス/山口和幸 ~自転車で2000mクラスのアップダウンとかすごすぎるわ~
ついついBSのダイジェストがあるとみてしまうツール・ド・フランス。
フランスにいくチャンスがあれば、一度でいいから見に行ってみたいと思ってます。まぁ、見ても一瞬で目の前を通過しちゃうんでしょうけどね。。。
現在、ツール・ド・フランスが開催中(7/2~7/24)です。
すごいですよね。ダイジェスト見ているだけで、きれいな欧州の景色の中で繰り広げられる激闘が見てて非常に楽しい。
ツール・ド・フランスの位置づけは次のようなものです。
数あるメジャースポーツの中でもその存在感はほかにひけをとらず、欧州メディアは五輪、サッカーのW杯とともに「三大スポーツイベント」と紹介することも多い。しかもその中で、毎年開催されるのはツール・ド・フランスのみである。
なお、2016年のツール・ド・フランスは103回目。戦時中とかは停止してたことがあるようです。
いままで歴史の背景をあんまり知らずに見ていることが多かったのです。ただ、こういうまとまったツール・ド・フランスの歴史の本を読んだあと読むと、面白みが増す。
いままではすごいなぁ、自転車でそこまでやるか!っていう感想しかなかったのに、記録とかでてくると、なるほどと凄みがわかるし、ルールやポイント、マイヨジョールの意味がわかると、誰がマイヨジョールをとるのか、山岳賞は誰?とか見てて面白くなります。
インタビューの言葉の意味も分かってきますし。
- マイヨジョール:黄色の特別なジャージ、個人成績総合の1位選手が着用。黄色はツール・ド・フランスのイメージカラーであり、マイヨジョールは王者の称号。
- マイヨベール:緑色の特別なジャージ、ステージの着順などに応じて与えられる特典で争う「ポイント賞」で1位選手が着用。スプリント力を備える選手たちがねらう。
- マイヨブラン・アポワルージュ:赤い水玉模様の特別なジャージ、山岳賞の1位選手が着用。山岳賞は峠の頂上に設定された山岳ポイントの通過順に与えられる特典の合計で争われる。
- マイヨブラン:純白の特別なジャージ、新人賞の1位選手が着用。新人賞の対象は25歳以下の若手選手の中で一番タイムの少ない選手。
複数のジャージを入手しても、順番は、黄色・緑色・水玉・白色の順番。
これを知るだけでも面白い。もともとこの特別なジャージは1位が誰かわかりやすくするために導入されたもの。黄色は開催もとのロトのイメージカラーに由来。
他に敢闘賞とかチーム順位1位とかでもジャージがあるようです。
イノー、フィニョン、レモン、インドゥライン、パンターニの話がでてきて、この激闘のドラマを読んでしまうと、ついつい今年もドラマがあるのでは?と思ってしまいます。
それにしても、アームストロングの7連覇と、薬物での剥奪。この流れはいろいろと考えさせられますね。優勝すれば栄誉が得られるのに、それに目がくらんで。。。
人気のあるスポーツや祭典になったからこそのことなのかもしれませんが。。。
アームストロングの全記録は7回の総合優勝のみならず、ステージ優勝や区間順位を含めてすべて抹消されていることをつけくわえておきたい。
最後に、日本の荒城選手が第6ステージで敢闘賞を受賞という快挙。本人は2度目だそうですが、この活躍はうれしいです。ついつい応援したくなります。
今大会では、スペインの英雄コンタドールもリタイアしてるし、どうなるんでしょう。やはり、フルームなのかなぁ。。。
もう少し楽しみが続きそうなので、最後どうなるか楽しみです。
2016/7/29追記
2016年のマイヨジョーヌは、フルームですね。
残りのBSのダイジェストをみないと!