湖底の城 呉越春秋 第5巻 読了
読了。
気づいたら販売されてたので、本屋でぶらぶらしてるときに発見し、購入。
宮城谷昌光さんの作品は好きなので、ほとんど購入して呼んでますが、しばらく書くのを置いてたら、とびとびになってしまいますねぇ。
読み終わっての感想は、
孫武がついに登場し、指揮をとる。
とった結果がすごすぎるんですがね。。。
読んでて思ったのは、孫武の考え方ってすごくシンプルな気がする。
まず、戦わずに勝つ(ここは外交力)
次に戦う際には、必ず勝つ。
戦う際には、事前に情報収集や自前を強くしておいて、自分が有利な状態で勝負を挑む。
とにかく、勝利するということに最善を尽くすということ。
戦わずに勝つのは、自らの兵力の消耗を防ぎ、目的を達成するため。
こういう考え方ってすごく参考になるなぁ。
孫子の中にも
「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」
とありますからね。
最後のところに、伍子胥の悲願を達成した後の話を孫武と伍子胥が話しているところがありましたが、気になるところがありましたねぇ。
悲願を達成した後、どうしたいのか?どうするのか?気になりますね。
目的のためだけに動いているときは、そのことしか頭にないですが、そのあとのこともどうするか?というのも大事というかそここそが大切な肝なのかもしれません。