Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

決定版 一億人の俳句入門 ~リズムが大事なのか。~

俳句ってなかなか普段創ることも、目にすることも少ない。

プレバトで見るくらいかな?でも、何を基準でというのがよくわからないところも。バラエティなので、わかりやすいし、テレビの反応を見てていいんですけどね。やっぱある程度の基礎的な知識がないと面白くないのかな?と思ったりしてます。

ただ、俳句といわれると、芭蕉や子規の名前はぽんとでてくる。学校教育のすごさですよね。叩き込まれているというか、覚えてる、次の俳句とかぽんとでてきますからね。

 

夏草や 兵どのが 夢の跡 芭蕉

柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺 子規

 

やっぱ、芭蕉や子規の俳句って、厳選されているものを目にしているので非常にいいものがそろってるし、覚えやすいのかも。普通の文章だとなかなか残らない。だって、中身とか内容考えれば、柿食べたら、鐘がなった、法隆寺で。という感じ。それが俳句になると、一気に印象が変わる。これって不思議だなって。

 

本書を読んでのその理由がちょっとわかった気がします。

俳句って、韻文なんですね。

散文で書くとあまり情緒のないものを、17文字に意味とリズムを加えていくことで、印象的なものになる。

リズムを刻み、音楽を奏でる言葉は口ずさみやすい。その結果、覚えやすい、覚えやすければ時代を超えて歌い継がれる。

和歌や俳句が長い間、滅びることなく生き続けてきたのは言葉の音楽による。逆に音楽を持たない言葉は、カフェテリアの宣伝文句や恋人同士の会話も、たちまち忘れられるだろう。

なんつうか、リズムというのがいかに大事か。上手く文章を切ってるところも、リズム感がよくなるというか、リズム感のない人間には厳しい。

音楽って、どこか人間の奥底につながっているのかもしれない。音楽とともに物事を伝えていく。そう考えると、童謡やら民謡も音楽性があるから、伝えていきたい物語があるのかもしれない。それが何か?というのは自分にはわかってないですが。

 

普段覗かない世界ですが、面白いですね。