最新 行動経済学入門 読了
行動経済学というのが面白そうなので、購入。
行動経済学を要約すると、人間がつくっている経済の重要な要素である人間の「心」の影響を考えようとした学問ということですかね。
「心」がつくる不思議なしばりが、私たち人間の行動に影響を与え、結果として経済に影響を与えている。
こういう考えで物事を冷静に見るというのが、新鮮で面白いという感想です。こういうのに興味を持つ方は読んでみてもいいのでは?と思います。
少なくとも、自分は経済が訳のわからないものでしたが、経済を作っているのは人の購買なんだと思ったとき、自分の立場や自分以外の人の立場を考えるという心の余裕が生まれた気がします。
とはいえ、わかったつもりになるだけで、マジョリティの考え方を見抜き、その行く末を考えるというのが大事なんでしょうね。それができたら、苦労はしませんが。。。ただ、自分の考え方だけで動くのは気をつけたほうがよさそうです。
あと、バブルに対する見解がわかりやすいし、納得しました。
バブルは、人間の野心が作るものであり、その野心がある間、必ず発生するものだ。とくに、お金が有り余っているとき、そして、特定の資産の価格が急上昇しているときは、「バブルではないか」と疑ってかかることが肝要だ。その意味では、バブルと判別することは、それほど難しくない。バブルと付き合うのか、付き合わないのかをしっかり決め、もし付き合うのであれば、価格がバブルのスタート時点から3倍になったら、迷わず逃げることだ。
バブルの高揚感の中で、どれだけ冷静に物事をみれるか。そして、現実を見据えて行動ができるか?なんでしょうね。。。。
自分にできるかどうか、すごく不安です。。。

最新 行動経済学入門 「心」で読み解く景気とビジネス (朝日新書)
- 作者: 真壁昭夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
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