チームバチスタの栄光(下)/海堂尊 ~続きのを見つけたら購入しようっと~
上巻があまりにも面白かったので、すぐ下巻を読んでみました。
白鳥と田口がコンビを組んで、再度ヒアリングを実施していきます。そこで、でてくるのは対立。個別でヒアリングするのに対して、2,3人をペアで聞き込むことで、潜在的なものを引き出すという。。。
白鳥はわざと相手を挑発したりして、情報を聞き出したりしてるので、殴られたりしますから、自業自得な感はあります。こういうのが職場にいたらうぜぇし、うっとうしいだろうなぁ。
しかし、ヒアリングのときとは違う印象を受ける人がいたりして、それが面白い。人というのは、本能的なところを隠しているところがあるのかもしれませんが。。。
2回目のヒアリングをすることで、いろいろと浮き彫りになります。桐生医師の最近の調子を落としているということと鳴海医師が外科医を辞めた(できなくなった)理由。そして、桐生医師が離婚した理由や、日本に戻ってきた理由も。。。
ヒアリングを終えて、白鳥はどうも犯人の目処をつけているようですが、その証拠がない。だから、その証拠を探しにいくわけですが、その間に手術が行われ、事故というか、事件は起こってしまいます。
犯人は読む人がいるので、割愛しますが、その犯人がいった一言。
「これじゃあ、医師も壊れるぜ!」
医師の多忙な状況を踏まえて、おかしくなるということがすべて集約されている気がします。
ある意味、今の日本の医療の闇を切り裂いている本かなと。面白いので、続編とか見つけたら購入しようかなと。
本当に、いままで読んでなかったのが悔やまれる。。。
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600)
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/11/10
- メディア: 文庫
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