トロピカル性転換ツアー/能町みね子 ~驚きの世界というか、普通じゃ知らない世界があります~
hontoの文春文庫のポイント増量で購入した本。
著者の能町みね子さん。
ヨルタモリにでてたりとかなり有名な方です。
その方が、性転換手術をタイで受けたときの話です。
うーん、体調が悪いとこういう手術を受けてはいけないんですねぇ。持病の話がでていて、その中でつらい思いをしたというのも書かれていましたし。。。
手術とかってもともと体調が悪いときにするものだからなぁとも思ったり。
でも、病状によっては手術しないという判断もされるわけですから、やはりある程度の体調は整えとかないと手術できないんでしょうねぇ。
個人的に驚きの世界だったのが、性転換手術の仕組みでしょうか。
これは読んでて。。。
でも、この漫画に描かれてます。具体的に絵で。といっても、モザイク的な書き方になってますがね。
それを思い出すだけでも、こわっと思えてしまう。
でも、こういうことを考えてしまう人間もすごいもんだなと。。。
面白かったのは、性転換後の後日談です。特に気にしてたことが温泉の入り方というのが。。。たしかに、初めて温泉はいるときはどうすればいいか?よくわからなかったのですが、それが手術後いきなりですからね。。。
それは大変だと思う。
あと、裁判所で性別変更の手続きをしたところ、主文うんたらでくるのも格式張ってるのか。。。というのも驚き。
能町みね子さんの本を3冊ほど数日で一気に読んでみましたが、驚きのほうが多かった内容です。
こういうのが起こるようなことが身の回りで起こる確率も非常に低いのでは?とも思ってます。
普段の知っている世界とはまるで違う世界のことを垣間見える貴重な本でした。
文章自体は非常に読みやすいので、ほかの作品も読んでみてもいいかな?とも思います。