Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

下町ロケット/池井戸潤 ~ドラマよかったなぁぁぁ~

2015年第3Qに視聴率20%超と話題になった『下町ロケット』。キャストも豪華ですし、毎週わくわくしてみてました。

 

下町ロケットを呼んでて思ったのは、特許の強さ。そして、特許のあやうさ。というところでしょうか。最新的な製品を守るために、特許を確保する。それは企業として非常に重要な戦略になります。

そして、ぼろぼろと評価されたものの中に、ロケットのバルブ特許。これが話しの大事なキーとなるわけですが、独自の製品開発をすることの大切さというところです。

 

この2つが大切だということ。これを浮き彫りにしてくれた作品かと思います。

 

会社を成長させていくには、製品開発に加えて、特許の確保が必要。そういうことをベースにして、話を構築しているのでは?と思います。

 

ただ、エンジンを作る子会社で、納品している佃製作所は、実際あると非常に大きな会社な気がします。自動車のエンジンはコア技術ですので。。。

イメージとすると、どこになるんだろう?調べてみてもよくわからなかったです。

エンジンとすると、ヤマハ発動機とかかな?と思うけど、ヤマハなんてとてつもなく大きな会社ですし。。。

 

ただ、不満をいうと、ナカシマ工業の作戦の取り方があまりにも稚拙だった気がします。佃製作所がほしいなら、敵対的MBAで正々堂々とやっちゃえば、変な話にならなかったわけですし。経営戦略的にいかがなものかなぁと思えてきます。

勧善懲悪ものにするのには、完璧な作戦ではなく、どこか抜けているというところを作らないといけないのかもしれませんねぇ。

 

帝国重工も佃製作所の特許を使わざるえなくなったとしたら、原作の終わった後に、共同研究をして、次の開発ネタを用意して、その技術力の源泉を調べてしまうのも手だと思うんですがね。すくなくとも、佃製作所のもっている特許を上回る技術開発が終わるまでは、佃製作所に開発に力を注げないような状況を作るとかね。

そうでもしないと、ずっと部品納入になると思うんですよね。それがいやなら、コンペにしちゃうとかね。

いろいろな手を用意しておくのも大切だと思うんです。

 

製品開発時に最悪のストーリーを考えていない(もしくは、考えただけで手をうっていない)ナカシマ工業と帝国重工はほんとうに大丈夫な会社なんだろうか?と不安を覚えてきます。

 

そういや、半沢直樹シリーズの東京中央銀行がでてきますが、もしかして、どこかでリンクするのかな?そうなると、相乗効果で面白くなりそう。

 

ドラマ見てて思ったけど、きめ台詞がなかったなぁ。。。。

阿部寛さんや、安田顕さん、吉川晃司さんの3人の演技が印象的です。ただ、小泉孝太郎の演技もいやらしくてむかついたなぁ。。。

ガウディ計画は、単行本になったら購入しようかな。もしくは、古本屋で安く見つけられたら、買うことにしよう。

下町ロケット (小学館文庫)

下町ロケット (小学館文庫)