ジオン軍の失敗 ~まじめに議論するのっていいな~
スマホでYahooニュースを見ていた時に、ふと見つけてしまった本。
ジオン軍の失敗って。。。
製品開発で陥りがちな失敗例を書いてあるというのが面白い。
読んでて思ったのは、うん、こういうの好きだなということ。
ガンダムの歴史は、実際の歴史ではないんですよ。でも、ガンダムがある時代にイルカのごとく、一生懸命に中身を議論していく。こういうのっていい。
個人的に面白いなというのが、ジオン軍の失敗の最大の理由が、ザクIIが成功しすぎたということ。
連邦軍の準備が整っていないときに、あまりにも戦果をあげすぎたがゆえに、その成功体験を忘れられずにいたから、そこにはまっていった。
また、ザクIIを大量生産できるラインも用意されるとなると、いざザクIIがいらないとなると、そこを流用できる製品が必要となる。そうなると、性能の限界もあり、どうしても思い切ったブレイクスルーできるような製品ができない。
あと、コロニー落とし時に、ベテランの方々をなくしてたりとか、そういうのを思うと、センセーショナルなイメージばっかありますが、最初の段階から徐々に失敗の階段を進んでいったという風に思えてしまいます。
ゲルググとかいいものなのに、ベテランのMS乗りがいないので、思ったような戦果を得られなかったという考察もいいなと思う。
また、多くのMSを出したがゆえに、専用ラインが増加して、大量生産に回せなかったという解釈もいいなぁって。
読んでて思ったのは、そういうのを加味していたマクベは優秀な人だったんだなと。
統合整備計画とか、専用ラインが多くなることの弊害を考慮した上での解決策というのを考えていたというのもね。
ツボを褒めているイメージと、ギャンのイメージしかないんですけどね。。。