Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

薬に頼らず血圧を下げる方法/加藤雅俊 ~生活改善からですね。。。~

薬を飲むかどうかの判断に迫られて、しばらく様子を見るという決断に至ったことが過去にあります。

現在、その執行猶予中ですが、どうも普段測定すると、120台なのに、健康診断で高くでるのがよくわからない。

 

まぁ、高めになっているのは事実ですから、そこいらを直していかないといけないなと思いつつ、薬を本当に飲まないといけないのか?という葛藤がここ最近あります。

 

本屋巡りをして、この本に出合ったのはそういうとき。

 

読んでみて、高血圧のメカニズムがわかると妙に納得というか。

 

  • 心肺機能が加齢とともに落ちてくる
  • 血管が硬くなる

この2つが主要因。この2つの裏にいるのが次のもの。

 

筋肉の低下が要因であると書いてます。

 

つまり、運動が必要ということです。

 

結局、筋肉がついていれば、心肺機能の低下も抑制できるし、第2の心臓といわれる太ももで多くの血液を送れればいい。

 

そう思うと、運動かぁ。。。

 

普段1万歩は歩いてますが、それでは不十分ということなんですかね。

もしくは、食生活を変えていかないとということか。

 

まずは、カリウムの多い生活に変えていく。

そして、ストレッチを毎日していくというところですかね。

あとは、可能なら歩いたり、走ったりして体の筋肉を鍛えつつ、脂肪を落としていくというのも大事なんでしょう。

 

降圧剤を飲むというのも手かなと思うけども、なぜ血圧が高いのか?という理由が明確にならずに飲むことの怖さというのがありますから、まずはわかる範囲でやっておこうかなと。。。

 

また、おりをみて読み直そうかな。

薬に頼らず血圧を下げる方法

薬に頼らず血圧を下げる方法

 

幕臣たちの明治維新/安藤 優一郎 ~負けた側にもその後があるんだなと。。。~

今年の大河ドラマは「西郷どん」

 

ついつい明治維新というと、薩長土肥のイメージ、特に、薩長が中心に進めていったという感があります。明治維新がなったあと、いきなり薩長が主導し、幕府の人間がいなくなったというイメージを勝手に描いてました。

ただ、幕府側の人間も明治維新後にいきなりいなくなるわけではなく、どうなっていったのか?というのを知るというのも大事なのかなと。

 

各々の立場が違うだけで、人生を歩んでいるというのは変わらないですから。

 

興味深いのが、大政奉還後、江戸城を明け渡したのち、

静岡藩が成立し、徳川宗家がその藩主になったのち、そこに旗本が1万人以上、無給でいいからと付き従ったということ。

当然ながら、一気に財政破綻へまっしぐら。。。

 

一部の人々は、新政府に採用されたようですが、どうしても、上官は薩長であったりして、見えない壁のようなものがあり、なかなか思うように働けなかったようです。

そこいらは、仕方がないのかもしれませんが。。。

 

さらに、静岡藩の財政を圧迫したといわれるのが、沼津の兵学校。多くの藩から最先端の軍事技術を学ぶために留学生がきていたようです。つまり、当時の最先端は、やはり幕府がもっていたということ。

そう思うと、幕府がきちんと変化していくと考えて、行動をしていたら、明治維新なんて起こらなかったのな?とも思ったり。

 

まぁ、「if]をついつい考えてしまうのもいいんですけどね。。。

 

多くの人々は、そのあと、廃藩置県などの荒波を乗り越えるべく、帰農したり、帰商したりしていたようですが、どうもうまくいかなかったようです。上から目線か、あまりにも下手に出すぎて、身元がわかってしまうというか。。。

そして、商売下手なのがばれて、買いたたかれたり。。。

うーん、市場という荒波は怖い。

 

ただ、この動きがあったからこそ、牧ノ原台地でのお茶の生産がさかんになり、静岡の名産といえば、お茶という風になったとの記述もあり、面白いなと。

ついついお茶といえば、静岡のイメージがありますが、それも150年程度の話だと考えると興味深い。

 

最後に、旧幕臣の会もあるようで。。。

そして、江戸ブームが1900年ごろにあったようですし、どうもこういうのは繰り返されて行くのかもしれません。

そういう風に思うと、なかなか面白いし、もうちょっとここいらの本を読み漁ってもいいのかもしれない。

幕臣たちの明治維新 (講談社現代新書)

幕臣たちの明治維新 (講談社現代新書)

 

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門/三戸 政和 ~なかなか判断ができんです。~

 

 

300万円でちいさな会社を買いなさいとざっくり書いてますが、中身としては、要は中小でも社長になったほうがいいということ。

社長になれば、だいたい年収3000万程度になる場合もあるから、そういう会社を選べばいい。

ただ、そういう会社だと、300万くらいで買えるのか?という疑問がでますが、そこにたいしては、企業の後継者等でなかなかうまくいかないところに入り込めばいけるという感じだそうです。

 

特に、大企業に勤めていて、管理職を経験している人は、そこで身に着けた仕事のマネジメントスキルを十分に発揮できれば十分に活躍どころか、事業の成長が可能とのこと。

勤務先では当たり前だと思っていたことが、それが非常識であったり、先端的なところが多々あるそうです。

 

古いやり方にこだわったり、自分たちの製品の価値がわからず、安く買いたたかれている場合も多々あるようですし。

適正な価値を見いだして、適正に売り込むことができれば、企業は業績があがり、成長していく。そうなれば、自分の給与(正確には報酬)が増えていき、自分の収入が増えるというメリットも享受できる。

 

ただ、筆者がおすすめしていないのが、飲食店。

ここはその業界での経験がないと、なかなかうまくいかないようです。居ぬきでやったりして、初期投資をとことん抑えていかないとなかなかうまくいかない。

ただ、うまくいきだすと、それ自体で価値をあげれるようになるので、そこいらと不動産業を組み合わせたりするといいみたいです。

 

うーむ、なかなか難しい。

 

おそらく自分は起業もすることもないし、企業を買収することもないとは思ってます。ただ、弱小ながらも一投資家として、こういう目線もあるのかということを知ることができたという意味で面白かったというのが感想です。

 

読みやすい書籍ですので、興味のある方にはおすすめかと思います。

車中泊がわかる本 (Weekend Outdoor) ~いろいろと参考になります~

車中泊

一の宮巡りや、百名城・続百名城を巡ろうとすると、どうしても車でないといきづらいところが多々。

むしろ、車前提といってもいいのかもしれない。

 

ただ、ホテルで宿泊してたりすると、動きにくかったりすることも。

ならいっそのこと、車中泊をしてしまえというのが最近よぎることになります。

 

まぁ、何かあったときに車中泊すればいいか!と思えれば、だいぶ楽ですしね。

したこともないのであれば、不安でたまらないでしょうが、何度かして慣れてしまえば落ち着けるところもありますし。

というのがもともと本書を手に取った背景。

 

個人的に車を改造してまでというのは正直ない。

ただ、手持ちのものとか、カーテンあたりを事前に用意しておくのは大事かなと。カーテンがあれば、他人の目を気にせずにゆっくりねることができますしね。

それと、フルフラットになる車とはいえ、その段差が気になり、なかなか寝付けないことも。その対策もホームセンターあたりで銀マットやフロアマットを購入しておけばいいらしいです。

ふむふむ。

 

あとは、アウトドアグッズあたりをうまく活用したりするのが肝なのか。。。

バーナーあたりとか用意しておけば、水さえあればお湯もわかせるし、カップ麺を食べれたりとなんとかなる。

 

意外と大事なのが、ランタンとかの明かり関係。

ルームライトでもいいのですが、バッテリー上がりとかの懸念もあるため、ルームライトを用意しておいたほうがいい。

 

あったほうがいいものは次の感じかな。。。

  • フロアマット
  • 毛布・シュラフ
  • ランタン(可能ならLED)
  • 卓上コンロか、ガスバーナー
  • 照明器具(LEDがいい)
  • クーラーボックス
  • ウォーターキャリア
  • テーブル・チェア(ただし、使うときはマナー順守)
  • USB系の扇風機(あると便利)

といったところですかね。

 

なかなか一気にそろえたり、車に置きっぱなしはなかなかできないのもありますが、ちまちまと買いそろえたりしていったほうがいいのかもしれませんねぇ。

特に、ランタンとかシュラフあたりはあるかないかで差がでますし。

 

遠出のためにもいろいろと準備しておいたほうがいいよなぁ。。。

車中泊がわかる本 (ウィークエンド アウトドア)

車中泊がわかる本 (ウィークエンド アウトドア)

 

コンサル一年目が学ぶこと/大石 哲之 ~ロジックと数字で語るというのが大事なんですねぇ。~

仕事をしていく中で、他人に説明し、理解をいただくことが多々。

お客様であったり、上司であったり、社内の関係部署であったりと多様に影響を与えることが多い。

そのときに、話をしていて、要領を得て理解をしてもらっているなと思うときと、そうでないときがある。

その時によく思うのが、話し方って難しいということ。

 

簡単に思ったことを理解してもらうのは非常に難しいなとよく思います。

どのレベルまで掘り下げて話していいのか?導入部分からつながるところはどこまでとなると、きりがないと思うこともあるし、でも、それをしないと理解してもらえないというのもありますし。。。

 

うーん、思うのは、社内で足の引っ張り合いだけは勘弁ということ。

だれが得になるんだろうなと。そりゃ、成果の奪い合いで、自分がはやく昇進したいというのもあるだろうけど、その意地だけで、仕事自体がなくなっては意味がないですし。

 

と、仕事で思うことをつらつらと書いてしまいました。

 

本を読んでて思ったのは、なるほどなというところが非常に多かったです。

数字とロジックというのは大事だし、境界線を引き説明するのにつかえるわけだし。これこれこういう理由だから、OKですとか、NGですとか言えると非常に理解してもらいやすい。

そりゃ、境界線をひくというのは怖いけど、その怖さを緩めていくのがロジックなんだろうなと。

 

ロジック組み立てるのも、事実である数字をベースにしていく。

この基本をたまに忘れそうになるから、肝に銘じておかないと。

 

さて、原点を思い出したので、折をみて読み直すこととします。 

コンサル一年目が学ぶこと

コンサル一年目が学ぶこと

 

以下、気になった言葉

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沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四/夢枕 獏 ~もっと早く気づいておけばよかった。。。~

本書でラスト。

気づけば、あっという間に読み終わり。

ページ数多かったのに、一気に読み終わった感じがあります。そのくらい面白かったということかなと。

 

空海の提案した宴で、一転二転していくというのが面白い。

丹龍と白龍がそろって、すべて解決かと思いきや、まさかまさかの展開。

この展開は読んでて面白かったですね。え?誰?という感じでいろいろと考えさせられました。

種明かしされると、なるほどなと思うとともに、その伏線回収かい。と突っ込んでしまいました。

それにしても、黄鶴の恨みというのがとんでもなく根深いのが見えてきて面白かったし、人の恨みって買うもんじゃないなと。

 

ただ、この一件に首をどっぷりとつっこんだことで、空海の名声は跳ね上がって一気に、物事が進んでいく。

びっくりするくらいスムーズに。

そりゃ、密を盗みに来たといってもいいくらいだったのに、喜んで与えられるくらいの勢い。こりゃ、すごいわと。

それもこれも、この一件のおかげというのがなんとも。

 

それにしても、橘逸勢の帰りの手紙というのが、なんとも。

どちらかというと、優秀な空海のサポート役というのと、空海がさくっと役目終えたから帰るというのを聞いて、さみしくなるからと帰ろうとするのもいい。

その手紙の内容がちょっとかわいそうというか。。。

ただ、橘逸勢って、嵯峨天皇空海とあわせて三筆の一人というのを考えると、そこまでどんくさいわけでもなくて、非常に優秀な人だと思うんですけどね。

となりにいたのが、空海という超人だから仕方がないのかもしれないかなと。。。

 

最後に、空海って、唐にいき、さらに、密を習得するのに必要な資金をどこで用意したんだろうな。そこいらが解明されたらいいのにな。。。

いや、わからないからこそ、神秘的なのかもしれないのかもなぁ。。。 

沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三/夢枕 獏 ~どう結末にむかっていくのか楽しみ。~

高力士の阿倍仲麻呂への手紙が非常に長い。
長いんだけど、面白い。
安部仲麻呂の手紙とあわせて読むことで、楊貴妃がなくなったことの真相が見えてくるという複眼的なところがいい。

さらに、秦の始皇帝廟のこともでてきて、さらにそこで楊貴妃がなくなったというのも面白い。偶然なのか、狙ってなのか?興味深いです。

さて、当時の唐の風潮を見ていると、不思議に感じることがあります。
皇帝が降りたときに、側近もあわせて退官するまではいいんですが、そのあと地方に飛ばされ、死を賜るというところ。なぜ、いままで国を支えてきた人々をおいやらないといけないのか?
考えてみると、皇帝の息子がなるにしても、前皇帝の影響力を排除したいというのもわかる気がします。
・新しいことを変えようとすると、前皇帝で利権を得ていたものがそれを守ろうとするから、抵抗勢力となり、新しいことが進まなくなる。
・前皇帝の人々がいると、現皇帝の側近を上位の立場に押し上げることができず、自分の思うようにできない。
帝位につくまでに、自分の教育係等の自分の側近を有しているわけだし、さらには周りとぶつかりすぎると、自分が排除されるということも考えられる。
そう考えると、前政権の影響力を排除していくという形で、国家運営に新しい息吹をいれていくんでしょう。

ということを考えると、順宗皇帝により、玄宗上皇の腹心でもある高力士が玄宗上皇から離されていたというのも理解できます。

高力士もぴんぴんとしていたのなら、死を賜っていたんでしょうが、体がぼろぼろであり、権力がなくなっていっているとわかっているのであれば、死を賜る必要がないと判断されたということかな。
そのおかげで、楊貴妃の死の真相がわかったというのも皮肉なものだなと。

ただ、この手紙、途中から黄鶴がでてくるところが面白い。
死が近い感じの黄鶴と、高力士。この二人の不思議な関係が見ていて興味深いかなと。
時間が物事を解決させたのかもと思わされます。


ただ、楊貴妃が仮に見事な姿で戻ってきたとしたら、おそらく玄宗上皇はどこにも出さないだろうなぁと思います。
そして、また国が乱れるという。。。
自分の保身もあるだろうけども、そうなることを憂いて、手立てを打った高力士は苦悩したんだろうなと。

権力をつかんだが上に、それを失うことにおびえてしまう。
そう思うと、権力をつかむというのは幸せなことなんだろうかなと思ってしまいます。。。

さて、面白かったので、次ラストを早々に書こうかと思います。