自分の知識が非常に乏しい近代ヨーロッパ史。
あまりにも多くのことが起こりすぎて、知識がついていかないことも多々。
やはり、高校時代に世界史を避けてたのが原因なのかもしれませんが。。。
読んでて思ったのは、イギリスとフランスの戦いがアメリカを生んだという歴史ですかね。
アメリカがイギリスから独立した際に、フランスが支援をしていたのがなぜだろう?と思っていたのですが、それがフランスのイギリスへの敵愾心ということを知ると妙に納得。
どこかフランスの行動は人間らしい気がします。敵の敵は味方というか、自分の相手を上回るためには手段を択ばないというか。。。
それが結局は自分の首を絞めるということになろうとも、というのもね。。。
ただ、アメリカが独立の際にすごいなと思ったのは、独立時点で、同一の言語、文化圏を形成していたということ。普通、ここを作るのに紆余曲折していくのに、その時間がなくスムーズに進むわけですから。
同一の文化圏があるということがどれだけすごい力を有するのか?というのは現在のアメリカを見て思うというかなんというか。
最後に、国家というものが認識されたのが、19世紀にヨーロッパ、20世紀がアジア・アフリカ。
この流れを見ていると、仮に宇宙に人々がでていくと、同じことが起こるんだろうなと。最初の100年はおとなしいかもしれないけど、その土地しかしらない世代がでてきて、多くなっていくと、独立の機運が高まるんだろうなと。
そういうのを思うと、歴史というのは繰り返していくのかもしれません。
そんなことを考えると、ガンダムのスペースノイドの独立というのもわからんでもない設定だなと思ったり。。。
もうちょっと、ここいらのヨーロッパの歴史はきちんと見ておいたほうがいいんでしょうねぇ。
それにしても、読みやすかったです。もとが放送大学のテキストだそうで。