Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ハプスブルク帝国/岩崎 周一 ~オーストリアの歴史といってもいいのかも~

ハプスブルグ帝国ってなんだろ?

帯の1000年の歴史という文字に興味があったので、電子書籍で購入。

 

ちょっとググってみると、次の答えが。

ハプスブルク帝国 - Wikipedia

オーストリアの歴史のこと。

オーストリアって、神聖ローマ帝国から続く歴史のあるところだったんですねぇ。知らなかったです。

どうも、ヨーロッパの歴史に疎いので、つながりがなかなかわからないことが多いのがここいらの本を読んでいると思うことですかね。。。

 

もともと広大な領土をもっていたオーストリア帝国が、プロイセンの独立がらみでの普墺戦争で敗戦し、ドナウ川周辺の統治に専念。逆にドイツ統一プロイセンが中心となることに。

そして、そのあと起こった第一次世界大戦で、オーストリア帝国が崩壊していく。それくらい、第一次世界大戦インパクトは強かったのだなと。

第二次世界大戦後の冷戦も大きな要因だったのでしょう。

 

ただ、オーストリア帝国はいまだに問題になるバルカン半島の諸国に対する統治としては、優秀であったわけで。。。

民族ごとに国を作ると、バラバラに戦い戦争が続いていくわけだけど、オーストリア、もといハプスブルグ帝国が制圧していたころは、なかなかその話が起きなかった。実際にはあったんだろうけど、統治の中で沈め込めていたということなんでしょう。もしくは、大きな経済圏があったからこそ、その問題が表にならないくらいの状態だったのか?ちょっと難しいですね。

このことを考えると、経済というのも一つの大事な統治(国家)の要素なのだなと。

オーストリア・ハンガリー帝国は、世界の同地域における複雑な問題を解決する方法として、その後に出てきたいかなる政府よりも優れていると思われる(ジョージ・ケナン

こういう意見もでてきているわけですし。

 

ここいらの歴史はいまいち自分にとってわかっていないところが多いので、ちょっとヨーロッパの歴史について興味を持っていってもいいのかもしれません。

ハプスブルク帝国 (講談社現代新書)

ハプスブルク帝国 (講談社現代新書)