読んでの感想ですが、タブーというよりも宇宙論にかかわる物理学の疑問点を書いてある本です。
まぁ、タイトルにつられて読んでみたものの、それ以上に今でも解明できていないことがどれだけ多いのか?というのを考えさせられる面白い本でした。
世の中、いろんなことがわかっているように思えているけども、まだまだわからないことだらけ。
そう思うと、知らないことを知らないといえる状況があるというのが非常にありがたいし、楽しみたい。
本書の中で気になったのは、コンピュータに関して。
最近、AIの進化とかで人間を超えるとよく言われますが、自分の考えだと問題設定自体は人間が設定するのだから、そこから抜け出せないのでは?と思っていました。
チューリングの証明というのがあり、コンピュータについての話が面白い。
チューリングが証明したように、コンピュータに自分のプログラミングのデバッグをやらせるのは無理です。自動車の運転が機械に変わられても、コンピュータのプログラミングとデバッグは人間の仕事であり続けるでしょう。(それゆえバグはなくならないでしょう)
コンピュータ自体が自ら作ったプログラミングのデバッグができないとなると、人間がそれを作ることになる。
そうなると、バグを内包しているわけであり、作る人の考え方がどうしても反映されていってしまう。
そういうのを考えると、AIに追い越されるというのは間違いな報道ではないのかなと。むしろ、いかにAIを使いこなすか?AIとともに進む道を考えていったほうがいいのかもしれないかなとも。
なかなか難しいことですけどね。。。
まずはAIがどういうものかから知らないといけないですし。